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任天堂は天井。ニンテンドースイッチ失速。販売台数ついに国内でもPS4に負ける

time 2018/02/25

一時期品薄により転売が横行していたニンテンドースイッチが定価で買えるようになりました。

任天堂の株価はうなぎのぼりで、

2月の暴落で一時42,500円でしたが、

クレディスイス証券が目標株価を70000円に

引き上げ、そこから48,000円超迄上る事態に

しかし、本当にそんなに好調なのかというと

陰りが見えています。

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任天堂の売り上げに占めるニンテンドースイッチ

任天堂の直近の決算発表

1803第3四半期(2107年4月~12月)を

見てみると、売上は8,570億円です。

<さて、その売り上げに占めるゲーム機関連の

割合は、この円グラフの通りです。

 

ゲーム専用機関連は97%。

スマホ関連は3%程度。

ゲーム専用機の中を見ると、

ニンテンドースイッチが70%

ニンテンドー3DSが20%

その他ゲーム(wiiUやファミコンミニ等)は7%

です。

いかに

ニンテンドースイッチが売上をけん引しているか

がわかります。

今後、WiiUや3DS は萎んでいきますし、

ゲームボーイミニやスマホゲームなどが

出ても売り上げに与える影響は軽微です。

ニンテンドースイッチの勢いが続くかに任天堂のすべてがかかっています。

数字は任天堂IRを参照。

ニンテンドースイッチの販売台数に陰りが

2017年3月の発売以来、

日本国内で圧倒的な人気を誇ってきた

ニンテンドースイッチですが、

クリスマスシーズンが終わり

2018年に入って販売台数はPS4に抜かれています。

欲しい人にはいきわたり、落ち着いたということでしょうか。

数字は、ファミ通が週次で集計しているものをまとめているゲーム売上定点観測様を参考

発売から5年たっているPS4が

いまだに売れ続けていることにも驚きですが

ニンテンドースイッチが発売1年足らずして

すでにピークアウトしており、

PS4に負けていること

がとても由々しき事態だと思います。

各種報道ではニンテンドースイッチは

絶好調という論調がほとんどですが

実際の数字はそうでもない。

それどころか、

失速しているということです。

累計販売台数を見てみると、

この1年足らずでPS4の6割に近い台数

を売り上げています。

もちろん、PS4は累計ですから、

すべてがアクティブな機体ではない

(故障したり、捨てたり、中古店の在庫になっていたり)でしょうし、

ニンテンドースイッチも転売目的の

在庫があるにせよ、

アクティブなゲーム機のシェアはPS4に

限りなく近づいているといえるでしょう。

 

しかし、

国内販売台数が鈍化し、

PS4に負けている以上、

PS4を追い越すことはできません。

世界ではニンテンドースイッチはPS4にぼろ負けしている

では世界(日本+海外)ではどうでしょうか。

ゲーム機販売台数を見ると、

2017年3月の発売した瞬間だけ

ニンテンドースイッチはPS4に勝っていますが

その後はずっとPS4に負けています。

2017年12月クリスマスシーズンに

一度追い越しますが、

2018年に入ってまたPS4に負けています。

日本国内では2017年は総じてPS4を上回る

販売台数でしたが、

世界ではニンテンドースイッチはPS4にほぼずっと負けています。

これは結構衝撃的な数字で、

日本ほど熱狂的な売れ行きをしていません。

海外ではゲーム据え置き機はPS4の一人勝ち状態です。

累計販売台数を見ると、

ニンテンドースイッチはPS4の1/5程度にとどまっています。

数字はVideo Game Charts を参照。

販売台数がPS4に追いついていない現状

を見ると、この

世界におけるシェアを覆すのは絶望的です。

任天堂の不安材料

買い圧力を一身に受けて膨らむ任天堂ですが

不安材料がいっぱいあります。

ニンテンドースイッチに頼り切った売上

任天堂の売上の70%は

ニンテンドースイッチによるものです。

ニンテンドースイッチがコケると任天堂がコケます。

ニンテンドースイッチがピークアウト

上の販売台数で見たおとり、

すでにニンテンドースイッチの

勢いはピークアウトしています。

発売5年のPS4に負けています。

ニンテンドースイッチはガラパゴスゲーム機

日本国内では人気でしたが、

世界全体で見るとPS4に及びません。

ニンテンドースイッチのスペックが低い

持ち出しできるという魅力と引き換えに、

ハードの性能が低いです。

PS4のソフトと比べると画質や性能で見劣りします。

画質や高い処理能力を必要とする

ゲームソフトはPS4へ流れてしまいます。

魅力的なサードソフトが出ない

シェアがないので当たり前ですが、

ニンテンドースイッチのために新作ゲームソフトを開発する

ということが起こりづらいです。

任天堂の自社ソフト(マリオやゼルダ等)か

他ゲーム機で発売済みの移植作品しかないです。

このままだと

ニンテンドースイッチは任天堂専用機

という位置づけになりそうです。

ゲームソフト数が少ない

出ているゲームソフトのほとんどが移植作品です。

ちゃんとしたゲームタイトルは

ゼルダの伝説(WiiU)

マリオカート8デラックス(WiiU)

スプラトゥーン2(完全新作)

スーパーマリオオデッセイ(完全新作)

くらいしかないため、選択肢が少ないです。

販売本数がすさまじいというのは、

裏を返すとそれしか選択肢がないので

買わざるを得ない

(かつ、本体品薄で同梱版を発売するという抱き合わせ販売)

からです。

自社ソフトだけだと世界と戦えない

世界販売台数を見ると、

ニンテンドースイッチで目玉タイトルを

出した翌週に、PS4が目玉タイトルを出す、

という流れが見えます。

スプラトゥーン2発売の翌週にドラゴンクエスト11

マリオオデッセイ発売の後にコールオブデューティとスターウォーズバトルフロント。

ぶつけられてつぶされている感じです。

ポスト3DS を先食いしている

携帯ゲーム機である

ゲームボーイ⇒DS⇒3DS という市場を

ニンテンドースイッチは食ってしまっています

ので、3DS に代わるゲーム機は出せません。

据え置き+携帯機であるニンテンドースイッチ

一本で頑張るしかありません。

スマホゲームが弱い

魅力的なゲームやキャラクターを保有して

いますが、今のところスマホゲームで

満足な収益を上げれていません。

米利上げ、日銀の緩和縮小

あふれる緩和マネーの受け皿になっていますが

緩和引き締めが起き逆回転が起きたら、

資金は回収されていきます。

緩和マネーで膨らんだ分は、萎みます。

目標株価が引きあがったここらが天井か

各証券会社が頑張って株価を引き上げてきましたが、

ここら辺が天井でしょうか。

直近のクレディスイスの目標株価70000円の理由は、

”スイッチのリモコンが7500円と高い価格設定だから”

というものです。

しかし、wiiリモコンは1本4000円。

スイッチのリモコンは7500円ですが左右セットです。

もはやこじつけにしか感じられません。

年始からは段ボール工作キット。

円高進行からは想定為替レートが保守的

という理由で上げてきましたが、

こじつけのような感じがしますね。

関連記事≫北米で前年同月比割れのニンテンドースイッチ。ピークアウトで年初来安値更新の任天堂の株価はどこまで下がるのか

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