2020/06/02
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相続 親の遺産はいくらあるのだろうか
親の死を考えた時に、発生するのは相続です。
相続は親の財産を相続人で分けることを言いますが、
いったい親の財産はいくらあるのでしょうか。
おそらく、日ごろ親の財産を把握できる機会は
あまりないように思います。
親子といえど直接聞くのは気が引けますし、
「なんだ、俺に死んでほしいのか」
といわれることもあります。
しかも、本人も財産状況を正しく
理解しているケースは少ないです。
相続時の親の遺産 平均額4743.3万円
へーベルハウスで知られる旭化成が行った
アンケートでは、平均額は4743.3万円だそうです。
ただし、アンケート対象者が
土地と建物を持っている65歳以上の親
およびその子という高属性であること
また、自己申告のアンケートなので
鵜呑みにはできません。
中の上よりうえのアンケート結果だと思います。
9割の家庭で相続税発生せず。つまり4,000万円もない
2015年の相続税法の改正により
相続税がかかる世帯が増えました。
といっても、2015年以前は全体の4%
2015年以降は全体の8~10%程度です。
つまり、9割の相続では、
相続税が発生するほどの遺産はない。
ということになります。
2015年以降、相続税がかかる金額は
一般的な父・母・子供二人の家庭で
=4,200万円となります。
ですから、ざっくり言ってしまえば
9割の親の遺産は4200万円もない
ということです。
相続時の遺産は預貯金だけでなく不動産や有価証券も
もちろん、
相続時の財産は現金だけとは限りません。
不動産や有価証券も含みます。
お金だけなら分かりやすいし、
分けることも簡単です。
不動産は評価額を調べるのも大変ですし
売るのも面倒です。
ましてや、残された母が住み続けたりします。
不動産は良くトラブルになるポイントですね。
マイナスの財産も相続財産に含まれる
プラスの財産だけでなく、
借金などのマイナスの財産も
相続時の財産に含まれます。
ですから、遺産の内容は
きちんと精査しないといけません。
親が借金していたり、
だれかの借金の保証人になっているケースもあります。
マイナスの遺産のほうが大きくなる場合は
相続放棄も考えねばなりません。
親が元気なうちに聞いておこう
将来的な家族間トラブルを避けるためにも
元気なうちに財産を把握しておきましょう。