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24歳で株に手を出して29歳で脱サラした30歳子持ち元マンデベ社員が不動産やマネーのお得な話や仕事や副業について語る読むマネー系ブログ

【マジで】退職して気づいた確定拠出年金の壮大すぎる罠【注意】

time 2017/09/25

皆さんの会社は、

確定拠出年金はありますか?

普通のサラリーマンだったら、

たぶん確定拠出年金制度が

あると思います。

確定拠出年金て簡単に言うと、

会社が従業員にかけている企業年金で、

毎月一定額を拠出していて、

運用は個々の従業員に任されている

ってやつです。

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確定拠出年金導入の背景は企業のギブアップ

確定拠出年金が導入される前は、

確定給付というタイプの

企業年金でした。

簡単に言えば、

「60歳過ぎたらいくらあげるね」

と、給付額を確定していたワケです。

 

積み立てた年金資産を、企業が運用

していたんですね。

利益が出ればいいけど、損失が出たら

企業(残った若い世代の社員)

がリスクを負うわけです。

 

しかし、そんな甘い時代は終わり、

確定した給付額を保証できなくなったため

「毎月いくら積み立てとくから、

あとは自分で運用よろしく」と

企業が責任を従業員に投げたのです。

それが、確定拠出年金。

通称日本版401kです。

 

知らずに放置しているおっさんたち

私の入社した会社は、2010年の入社当初から

確定拠出年金になっていましたが、

以前は確定給付年金でした。

で、もっと前に入社したオジ様たちは、

どこかのタイミングで確定給付から確定拠出

へ切り替えがされているんですけど、

確定給付から確定拠出へ切り替えを

知らずに放置していると、

たぶん全額3年定期預金とかに

なっています。

 

つまり、積み立てた元本は増えません。

毎年1回報告書が来ますが、ちゃんと

読んでいるのかどうか。

 

ちゃっかり目ざとく

日米インデックスファンドに

切り替えて積み立てている人は、

ここ数年のアベノミクスの恩恵を

ダイレクトに受けているハズです。

前の職場では副部長はちゃっかり

切り替えていて、含み益で

ホクホクしてました笑

 

会社を辞めるとドツボにはまる確定拠出年金

で、会社に60歳まで勤め続けるなら

運用先さえチョイスしておけば

何も考えなくてもいいんですが、

60歳前に辞める(倒産・リストラ)と、

確定拠出年金はどうなるか。

 

60歳になるまで手出しできません。

はい、残念ですね。

私も丸7年勤務していて、現時点で

30万円近く残高があるんですが、

60歳まで引き出せません。

あと30年ですよ。

下手なキャッシュバック制度より

ひどいですね。

 

さらに、転職先の企業が確定拠出年金

の制度があれば、そこに残高を移して

継続することが可能ですが、

 

・転職先に確定拠出年金がない

・無職になる

・自営業をする

 

という場合は半端ない注意が

必要です。

 

退職後確定拠出年金を放置するとどうなる?

もし手続きを怠るとどうなるでしょうか。

ウソみたいなホントの話ですが、

6か月以内に手続しないと、

確定拠出年金の積立金が、

国民年金基金連合会というところに

自動移管されます。

 

自動移管されると、

①運用ができない(=殖やせない)

②加入期間に算入されない

③動かすにはまた手続きが必要

④移管に伴う事務手数料がかかる

⓹移管中の管理手数料がかかる

というデメリットがあります。

 

①の運用ができないのは、増やせないが

減らないのでまぁ良しとして、

②の加入期間は60歳の受け取りの際に、

通算10年以上の加入期間が必要です。

④・⑤の金がかかるのが本末転倒です。

 

④は4,269円(税込)

⑤は51円(税込)/月

です。

 

個人型の加入者になるか、個人型の運用指図者になるか

とすると、やらなくてはいけないことは、

きちんと自分で移管して、

A.個人型の確定拠出年金加入者

B.個人型の確定拠出年金運用指図者

にならないといけません。

 

A.とB.の違いは、

掛け金を積み立てるかどうかです。

 

今すぐ現金で返してほしいけど、

どうやらそれはできないらしい。

独立開業したばかりで、積み立てる余裕はない。

なら、仕方ないから運用指図者になるか。

と思って調べてみると、

個人型確定拠出年金の運用機関は

50社以上あります。

で、どこに移そうかなと考え、

なじみのある野村證券で見てみたら、

月額手数料が347円かかります。

 

月額手数料が347円というのは、

今29歳ですから60歳になるまでの

30年間で124,920円ですよ。

30万円の元手に対して、

毎年1.34%取っていくわけです。

運用先を定期預金にしていたら、

30万円の残高は30年後の60歳時には

17万5千円になっています。

なんてこった!手数料で年金が

ゴリゴリ減っていくじゃないか!!

 

とりまランニングを極力抑えたいので

一番安くなるところを探したら、

SBI証券が手数料ゼロにしてました。

とはいえ、運用指図者でも信託銀行への

手数料が別途月額64円かかりますが、

それでもこれが最安かと。

 

事業が軌道に乗ってきたら

節税のためにも月額20,000円を

積み立てていきたいと思っています。

その時は自営業として個人型でやるのか、

会社として企業年金でやるのかを考えないと

いけないですね。

 

こんなことしないで現金で即座に

ほしいのに、年金ってだるいなぁ。

 

くれぐれも移管を忘れずに!

 


 

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