もちどらどっとこむ

24歳で株に手を出して29歳で脱サラした30歳子持ち元マンデベ社員が不動産やマネーのお得な話や仕事や副業について語る読むマネー系ブログ

起業家の孤独 起業とは孤独に耐えること。必要なのは気迫。

time 2017/07/24

起業をしてみて、まず最初に感じたのは、

自分が決断しなければいけない選択肢がなんて多いのだろう、ということ。

起業を考えた時点で、そうなることは予測していたが、

まさかここまでとは思いませんでした。

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サラリーマンの選択肢

もちろん、サラリーマンも日々選択肢の連続であることは重々承知しています。

かくいう私も丸7年間大企業のサラリーマンをやってきたから、

サラリーマンとして迫られる選択肢は日々こなしてきたつもりです。

どの業務を先にやるか、どの顧客を優先するか、上司を説得するにはどうするか、

ここは休日出勤してポイントを稼ぐかそれとも家族サービスをするか、

この失敗は報告するか、それとも隠ぺいするか、

常務につくかそれとも専務につくか、

飲み会に行くかどうか、誰の隣に座るかどうか、同列の役席にお酌する順番はどうするか。

などなど。

単なる仕事の進め方から、今後の生き方まで。

選択の余地は多くあります。

アドバイスしてくれる上司、先輩、同期、後輩

それでも、仕事の進め方やサラリーマンとしての生き方については、

アドバイスしてくれる人たちには事欠きませんでした。

こっちが訊いたら答えてくれるし、訊きもしないのにぐいぐいアドバイスしてくることもザラです。

その仕事は先にやっつけた方がいい、このクライアントは2回までなら大丈夫、

それならこの業者の方が得意だ、あまり常務と仲良くしすぎない方がいい、

あの課長は落ち目だ、この係長は引き上げがある、あの人には逆らうな、

などなど、合っているかどうか、有効かどうかはまちまちですが、あたらずといえども遠からず、たくさんのアドバイスに囲まれていました。

特に仕事面に関しては、配属前の研修、配属後の教育担当者、そのあとの部署内ティーチャー、先輩や上司がいたため、

成績が上がらない人もいましたけれども、まるっきり業務とズレた見当違いのことをしてしまう人はいませんでした。

起業すると誰もアドバイスしてくれない

それが一転、起業するとなると、誰もアドバイスしてくれません。

会社の人たちは、もう同じ船に乗る仲間ではないですし、

アドバイスしたくないというよりも、起業家がどういう方向に進みたいのか、

どうしたらそこへ進めるのかをわかっている人がそもそも少ないです。

また、一口に起業といっても、パン屋さんを開くのと、ITベンチャーを立ち上げるのでは共通しない点が多いように、やり方もなにもかも様々です。

起業家自身も、何が正解なのかもわかりませんし、今現在正解しているのかもわかりません。

五里霧中、暗中模索の連続であり、その中で自分が正解だと思う方向に進み、

周囲の状況や自分の考えが変わったら適宜軌道修正をし、

自分が正解だと思う方向に突き進んでいくしかありません。

まさに孤独です。

ネット上の情報は玉石混交、きれいなホームページや検索一位で書いてあることが実際は全くのでたらめだったり、

頼れる専門家を装った人間の、スタートアップ起業家を狙ういわゆるひよこ狩りも後を絶ちません。

サラリーマンの時は自分の決断によって失敗しても上司から怒られてボーナスを減らされるだけでしたが、

起業家は自分の決断によって失敗したら、別居や離婚、子供の親権は妻にとられ、マイホームは競売、追い出されて借金取りに追われ、家族から煙たがられ、最悪自己破産です。

まさに人生かかってます。

独りきりの取締役会、執行役員会

うちの会社も経営は取締役会であーでもないこーでもないとやっていて、

部門長からなる執行役員会で各事業部門ごとに侃々諤々やっていましたが、

それを全部一人でやる感じです。

まあ一人で立ち上げたら当たり前なんですけれども。

何をビジネスにする?

限られたリソース(資本金というお金と自分という人間と時間)をどこに集中させる?

お金をどこから持ってくる?(予算配分、資金調達)

これがメインテーマで、あとはそれに付随した、

ビジネスの組み立て(マーケティング、材料の調達、外部への業務委託、人員の拡充、給与や保険、経理等のバックオフィス)をしていきます。

で、ビジネスの形を組み立てたら、あとは実際の作業です。

小さなことから大きなことまで、日々選択と決断の連続です。

自分であれこれ決めて実行できるのは孤独ですけれどもこの上なく楽しいです。

取締役会と執行役員会を自分一人で回すのは、

自分で人生賭けてリスクを背負って資本金出した起業家の権利であり、

孤独な義務です。

今後人間が増えても、彼らはあくまで雇われにすぎないため、

参画できるステージは業務執行までです。決して経営までは口出しできません。

起業家は損切りが得意な人が向いている

株取引をやって、損切というものがあります。

ようはクヨクヨ迷わずにスパッと決断して、そのあとはサクッと次のことへ進む。

と私は解釈していますが、起業家も同じです。

たとえば近所のホールでアイドルがイベントをやるので、

パン屋であるあなたはパンを300個作って売りに行ったら、完売しました。

これが正解なのかは誰にもわかりません。

じゃあ人を雇ってでも600個作って売りに行ったら、完売したかもしれないですし、

逆に多すぎて売れ残るかもしれません。

クヨクヨ考えても仕方ないことです。

綿密に考えて、やってみる。結果に対してクヨクヨしない。次に活かす。

いつまでもうじうじしている人はたぶん向いていません。

起業に必要なのは気迫。異常なまでの執念

後はもう気迫です。

孤独やトラブルを耐え抜き、それでも突き進んでいくためには、

突き詰めれば異常なまでの気迫がないと途中で折れるか、やられます。

「断じて行えば鬼神も之を避く」

のことわざのとおり、絶対やり遂げるという気違いじみた執念を持って断固として事に当たることです。

そうすれば、案外うまくいきます。

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