もちどらどっとこむ

24歳で株に手を出して29歳で脱サラした30歳子持ち元マンデベ社員が不動産やマネーのお得な話や仕事や副業について語る読むマネー系ブログ

「月末で辞めます。」「ええっ!」「最終出勤は今週末です。」「ええっ!」

time 2017/07/04

ネットで検索すると、

有給使うやつ

退職願提出から退職日までが短いやつ

引継ぎしないやつ

有給消化するやつ

は迷惑だし、協調性ないし、なんなの!?

的な論調が目立ちます。

残される側のとしては、そのぶんの業務負荷が自分に来てしまうので、

≫人員不足!でも補充はされない。いつになったら補充されるのか。

迷惑がる気持ちはわかりますが、

あくまで正当な権利です。

文句があるなら辞める当人ではなく、経営側に言うべき話です。

 

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退職届を出してから退職日まではどれくらいか

そもそも退職は2パターンあり、

合意退職一方的な退職があります。

合意退職は会社との合意に基づくもので、就業規則通りにサラリーマンが申請し、

会社から条件が出され、話し合い、お互いに内容に合意して、

退職するというものです。

もう一つは、一方的な意思表示による退職です。

月給制であるサラリーマンは、民法第627条第2項により、

月の前半に退職を申し出た場合は当月末に、月の後半に退職を申し出た場合は翌月末に、退職は成立する。

ということになっています。

ですから、

たとえば7月1日に申し出たら7月末日退職。

7月16日に申し出たら8月末日退職。

になります。

そんな急な!

となりますけれども、民法上そうなのだから仕方ありません。

会社の合意は要りません。

ですから、繰り返しになりますが最短では、

月給制であるサラリーマンは、民法第627条第2項により、

月の前半に退職を申し出た場合は当月末に、月の後半に退職を申し出た場合は翌月末に、退職は成立する。

ということになります。

 

有給消化はできるし時季変更権は行使できない

有給休暇というものがあります。

1年ごとに会社からサラリーマンに付与され、

勤続年数が8年ともなると、毎年の付与日数は20日。

1年だけ繰り越せる(2年で消滅する)ので、最大で40日となります。

有給休暇は使うこと前提で年収が決まっていますから、

有給を使わないでいるとタダ働きになりますよ。

金が欲しくて働いてるのにタダ働きってバカなの?って話になります。

さて、この有給休暇が退職時に残っていたら、

もちろん使えます。

退職日を決めた後、

労働日に有給休暇を充てることができます

会社には時季変更権という、

「忙しい時期に休まないでよ、ちょっとずらしてよ」

といえる権利があります。

ですが、退職日が決まっている以上動かしようがないので、

時季変更権は使えません

つまり、有給休暇が残っていれば、

退職日まで有給消化できる、ということになります。

 

立つ鳥跡を濁さずというが

立つ鳥跡を濁さずといいますが、

跡を濁さないことばかり考えるあまり、

ちゃんと飛び立てなかったら本末転倒です。

転職にしろ起業にしろ、場合によっては「鳥人間コンテスト」の失敗みたいに、

離陸・即・墜落 だってありうるわけです。

退職において「立つ鳥跡を濁さず」という人は、

単純に自分が残される側で迷惑するからだったり、

もしくは自分が退職するときに圧力を感じて満足のいく有給消化ができなかったから、

ということが多いです。

きちんと羽ばたけてかつ、跡を濁さないなら完璧ですが、

どちらか一方を優先するなら、

自分の将来に向けてきちんと羽ばたく方に注力しましょう。

墜落したら元も子もありません

同僚より優先すべきは、まず自分、そして自分の家族です。

退職時の圧迫は華麗に撥ね付けましょう。

【実話】会社辞めますといったら引き止められた話その2。副部長の圧迫編【退職】

退職する人じゃなくてギリギリの人員配置で回している経営層が悪い

退職する人を目の敵にするのは経営層の思うつぼです。

退職する人を責めるのではなく、

一人退職しただけでガタガタになってしまう経営をしている上を恨みましょう。

退職なんて極論すれば「申し出て翌日から有給消化で月末にはもういない」なんてことが

容易に起こりうるわけで、本来は経営側がそんな事態を想定して人員計画をすべき話です。

それを、人件費を浮かせれば真水が増えるわけですから、ぎりぎり崩れないジェンガ

みたいに最低限ぎりぎりを回すのが経営になっています

人件費ぎりぎり運営が評価される世界ですから。

リストラ発表で株価上がりますしね。

といっても、

サラリーマンのピラミッド制の中では、

上には勝てないからみんな退職した人を責めるわけです。

でも、そんなんじゃなにも改善しませんよ。

人員不足!でも補充はされない。いつになったら補充されるのか。

現代の十人組かよ気持ち悪い

安土桃山時代に十人組という自治組織がありました。

村で10世帯で1組となり、

相互監視するんです。

1世帯が夜逃げしたり悪さをすると、

連座でのこりの9人も処罰を受ける。

それが十人組です。

連座なんて頭のおかしい封建時代のきわめて気持ち悪い制度ですけど、

10人の課で、1人辞めたり、有給取ったり、定時に上がったり、

産休とったり、育休とったり、時短したりすると、

のこりの9人に負担がかかるからやってくれるなと。

すごい似ているなと思います。

チームとか仲間とかワンフォーオールオールフォーワンとか言いますけど、

結局は現代版十人組なわけです。

チームという名のもとに個々人の権利行使を阻害しているわけです。

そしてそれが染みついているサラリーマン、いわゆる社畜たちは、

この十人組の感じが苦しくも居心地がいいのかもしれません。

 

そんな時こそ辞めていくやつにエールを送れ

辞めていくやつらが短期間に2,3人サクッと辞めていけばいくほど、

経営層も

「あ、こりゃもう少し人入れないと崩れちゃうな」

となって少し手厚くなるわけです。

さすがに崩れたらまずいですからね。

崩れる寸前のぎりぎりを攻めるのがいい経営者であり、

崩れてしまったら経営失敗。経営者として無能です。

そこで1人やめて欠員が出たのに頑張って回しちゃうと、

「お?意外といけるじゃん。このままでいーや」

ってなっちゃいます。

残された人は頑張りすぎず、ほどほどに崩れましょう。

じゃないと心身を壊しますよ。

仕事を頑張るくらいなら副業を頑張ってプライベートを充実させよう

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