2020/06/02
サラリーマンをやっていると、人生の大半の時間を仕事に費やすことになります。
決して十分ではない毎月の生活費のために毎日あくせく働きながら、気付いたらどんどんと歳を取っていくわけです。
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自分で稼ぐ力は身につくのか、それとも失われるのか
ほとんどの日本型企業では、サラリーマンは「稼ぐための会社という巨大なシステムの小さい部品」にすぎません。
つまり、
1人では完結しない(稼ぐプロセスの一部分でしかない)
代替できてしまう(異動や退職しても他の誰かを充てればできてしまう)
というものです。
たとえば新築マンションの販売営業マンだったら、
マンションという商品さえあれば営業をかけて売ることはできるかもしれません。
ですが、
事業資金の借り入れ
用地の取得
プロジェクトの企画
商品建築設計
施工会社選定・発注
施工管理
営業拠点の設置
ホームページの作成
広告
営業・販売
ローン、登記等の事務手続き
アフターサービス対応
クレーム対応
売上て利益を出すまでにこれらの工程が必要ですが、この全体の流れのうち、販売の営業サラリーマンが日々やっているのはほんの一部分にすぎません。(他の部署の人も一部分であることは同じ)
これでは、ビジネスの流れを1から10まで作って自分一人で利益を上げることをOJTで学ぶのは至難の業です。
会社側の立場にたてば、サラリーマンを分業化させることにより結果的に効率化が図れますし、サラリーマンがビジネスのノウハウを学んで独立していってしまうのを防ぐことができます。
そしてサラリーマン側も、自分に与えられた部分だけ頑張ってこなしていれば毎月給料が手に入るので、売上を立てるためのビジネス全体の工程に思いをはせることはどんどん減っていくでしょう。
サラリーマンは飼い殺し
ほどほどの給料を与えることにより、会社はサラリーマンを飼いならします。
まぁいっぱいもらえるわけではないが、何とか生活できるからまぁいいか。
そうやって納得し、サラリーマンとして自分の人生の大半を仕事に捧げていくことで、サラリーマンは飼い殺しにされます。
飼い犬として飼い主から朝晩をエサをもらうことが保証されているなら、決して狩りの仕方をあれこれ考えることはしないでしょう。
自分で稼ぐことはおろか、自分で稼ごうと考えることすらないでしょう。
これで自分が死ぬまで面倒を見てくれるならそれでよいかもしれませんが、途中で飼い主に何かがあったり、捨てられたりしたらどうしようもありません。
サラリーマンをしながら稼ぐということ
サラリーマンをしながら、一方で稼ぐということは、つまりは副業をするということです。
せどり、FX、株、アパートやマンション大家、ブログやyoutuber等、色々とあります。
毎月のサラリーマンとしての給料プラスαを稼ぎだすことは容易です。
毎月の給料と同額程度まで持っていくこともできるでしょう。
しかし、サラリーマンを辞めてそれ一本で食っていくには、サラリーマンをやりながら片手間にというわけにはいかないかもしれません。
サラリーマンをやり続けている以上、時間と場所の制約を受け続けるからです。
多分どこかで、サラリーマンを辞めて、いったん収入ががくんと落ちる中で本腰入れて取り組むことで浮上させていく、そういうタイミングが必要だと思います。
稼ぐ力を身に着けるには
サラリーマンをし続ける以上、会社に行けばある程度の給料は自動的にもらえるため、自分で稼ぐ力を身につける必要に迫られることがありません。
絶対に甘えが出ます。
本気で自分で稼いで生きていこうと思ったら、サラリーマンを辞めて時間と場所の制約を取り払い、背水の陣を敷いて、1日24時間を有効に使う必要があるでしょう。
あとはのるかそるかは自分の実力と運次第です。