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個人事業における屋号付き銀行口座開設の話(行政書士編)

time 2017/08/07

起業して商売をするにあたって、銀行口座は必須だと思います。

で、どういうスタイルで商売をするかは2パターンしかありません。

個人か法人か。

つまり、個人事業主か会社設立して会社としてやるのか、です。

法人口座については別記事にするとして、

個人事業における屋号付き銀行口座開設の話をします。

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屋号って何よ?

法人設立してしまえば、

たとえ実際は一人だけの会社だったとしても、

株式会社TTCとか、合同会社田中商事とか、

それっぽい名前を前面に押し出すことができます。

個人事業主の場合はそれができないので、

田中商店とか、田中太郎法律事務所とか、八百得とか、ビューティーサロンファーストタナカとか、屋号を使います。

自分がなにか取引をするにあたって、単なる田中一郎さんに頼むよりも、

ファーストタナカSEO研究所とかの方がなんとなく信頼できますよね。

それっぽく言っているけど、屋号っていうのは、自分で言っているだけの店の名前なのです。

実際の法的な取引の相手方は、田中一郎さん本人となります。

振り込むときに屋号がついてないと微妙

さて、個人事業を回していくうえで、お客様からの支払いをしていただく必要がありますが、

現金やクレジットカード払いを除けば、振込がほとんどになるのではないでしょうか。

「契約成立っと。では料金は30000円になります。

口座番号はここですから、振り込んでおいてくださいね」といった具合に。

そうすると、たとえばファーストタナカSEO研究所と契約したつもりだけど、

振込先は、どれどれ、

三菱東京UFJ銀行 銀座支店 田中一郎

ん?あれ?

田中一郎さん個人の名義になっている。

自分がお客さんだったら、不安になりませんか?

ここと契約して大丈夫かな?と思いませんか?

まぁ気にしない人もたくさんいるとは思いますが、

私だったら、あぁ個人でやってるちっちゃいところなんだなと思います。

一回こっきりの商品購入ならまだしも、継続的な契約内容だと、

はたしてそんなにもつんかいなと不安になります。

これが、振込先が

三菱東京UFJ銀行 銀座支店 ファーストタナカSEO研究所 田中一郎

だったらどうですか?

少なくとも振込時に不安だからやっぱやめとこうとはならないですよね。

屋号付き銀行口座の開設方法

とはいえ、屋号付き銀行口座の開設はちょっとしたハードルがあります。

個人でそうバンバンと口座を作られてしまったら、それはそれで危ないですし、

個人でいながら個人名とは別の口座を作るので、銀行にしてみたら

ぶっちゃけ超絶怪しいです。

(実はたぶん差し押さえ対策にもつかえるかも…)

しかも、法人口座と違って登記事項証明(登記簿謄本)や実印は無いし、

ただ窓口に来た人が、「俺、ファーストタナカSEO研究所って商売やってるから、

この屋号で口座作って」と言ってきてるわけです。

 

で、口座開設の方法ですが、私の場合行政書士という士業事務所を開設していますので、

いくぶん楽だったかと思います。これがネット販売を主としているビジネスだと、

ハードルはもっと上がるのではないでしょうか。

もちろん、選んだのは天下の三菱東京UFJ銀行です。信用度が違いますからね。

・開設する支店:個人事業の拠点所在地の最寄支店

・持ち物

1身分証明書(運転免許証とか)

2銀行届出印

3その屋号を使って商売をしていることを証明できるもの↓

個人事業主で屋号付口座の開設をご希望のお客さまは、上記Aに加え、下記いずれか1点をご準備ください。
(屋号付で営業を行っていることを確認できるものに限ります)
国税または地方税の領収書または納税証明書(原本)
社会保険料の領収書(原本)
商業登記簿謄本(原本)
事務所の賃貸契約書(コピー可)
公共料金の領収書(原本)
税務署収受印付の確定申告書(原本)    など

 

UFJ銀行のサイトには上のように書いてありますが、

納税証明書、社保の領収書、公共料金の領収書、事務所の賃貸借契約書を個人名でもらっていたら屋号で商売をしている証明になりませんし、

商業登記簿って法人登記が前提ですから、個人事業主では持っているはずがありません。

私の場合は行政書士証票と行政書士会の会員登録ページ、税務署への開業届の控えを持っていきました。

たぶんそれらで「屋号そのもの」「屋号を使って商売をしていること」「自分がその屋号のオーナーと同一であること」「事業所の拠点」を証明できたのでしょう。

窓口で銀行員を納得させられるかが勝負ですので、

ネットビジネスをやっているならそのサイトのコピーですとか、税務署への開業届の控え、

領収書控え等を持って行って、この屋号で商売しているんだよということを納得してもらいましょう。

それさえできれば、あとは普通の口座開設のとおり、

通帳をもらってキャッシュカード発行の手続きをして、1時間くらいでおしまいです。

私の場合は新卒2年目くらいの女性でしたので「少々お待ちください」からの裏に消えるの連続で時間がかかりましたが、

銀行員にしてみても、そうそうあることじゃないですもんね。

三菱東京UFJ銀行の屋号付き口座の落とし穴

普段三菱東京UFJ銀行を使っているとわかると思いますが、

三菱東京UFJダイレクトというネットバンキングサービスがあります。

もちろん手数料は無料で、PCやスマホで入出金履歴の確認や振り込み、振り替えが

できるスグレモノです。

私はコレを多用しているのですが、屋号付き口座はなんと、

三菱東京UFJダイレクトというネットバンキングサービスが使えません!!

大事なことなので2回言いますが、

三菱東京UFJダイレクトというネットバンキングサービスが使えません!!

これはゆゆしき事態です。

ネットバンキングサービスが使えれば、リアルタイムで入金確認が取れますので、

お客様から入金あり次第着手、発送がスムーズにできますが、

屋号付き口座はそれができません!!!!

ですから、単なる入金確認だけなら、通帳の表紙めくって1枚目に、

電話番号が書いてあります。

そこに電話して、3ケタの店番、7ケタの口座番号、4ケタのキャッシュカード暗証番号を押すと、自動音声で残高を教えてくれます。

まぁ、それで良しとするか。

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