もちどらどっとこむ

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ECサイトの立ち上げ時にグーグルアドワーズかSEO外注は必要か?

time 2017/09/02

いわゆるネットショップ的なものを立ち上げました。

ネットで受注、作成、発送するというやつです。

ECサイトという形態ですね。

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ECサイトって?

ECサイトというビジネス形態があります。

ECとはelectronic commerce(エレクトロニックコマース)の略。

つまり電子商取引です。

要はネットショップみたいなもので、

ネット上で公開、お客様に来てもらい、商品を買ってもらう、

というものです。

大手でいえばamazonyodobashi.comもECサイトですし、

楽天市場amazon marcket placeなどのネットモールへの出店もそうです。

自分で独自のECサイトを立ち上げるのもあります。

独自でECサイトを立ち上げた場合

ドメイン取得、サーバーのレンタル、HP作成、

カートの設置、多様な支払い方法の導入など

やることはいろいろありますが、

何はともあれ集客をする必要があります。

お客さんが来ないと、どうしようもありません。

で、普通はお客さんが来ないので、

爆発的な集客を誇るamazon楽天市場に出店者として

出店するのです。

イメージとしては、週末はめちゃくちゃ人が来る

イオンやららぽーとやアリオに出店するようなものです。

もちろん、テナント料的なショバ代を支払う必要があります。

で、それをしない場合は、自分で店舗を作って、

集客をしていかないといけません。

が、できたばかりのサイトなんて、グーグル検索で

出てくるはずがありません。

自分で立ち上げたECサイトへの集客方法

できたばかりのサイトなんて、グーグル検索で

出てくるはずがありません。

アナリティクスでアクセスを拾っても、

自分か、業者かです。

特定商取引法に基づく表示、でランディングする人は、

業者です。(普通のお客様は、商品から入りますよね)

そこから代表者の連絡先を調べて営業をかけてきます。

(no index にしといた方が良いよ)

 

で、検索エンジンからの流入を増やしていくには、

・ひたすらサイトの内容を充実させることと

・時間をかけること

・実績を作ること(滞在時間や直帰率)

・良質な外部リンクを貰うこと

をしていく必要があります。

が、そんなふうに半年、1年も待っていたら

売り上げが立つ前に干上がってしまいます。

とすると、お金をかけて客を呼び込む必要があります。

実在の店舗でもお金をかけてチラシ配りや新聞折り込み、

地域情報誌への出稿などしますよね。

ネット上の世界では、

・SEO対策業者へ依頼してSEO対策をするか

・アドワーズ等のクリック単価公告を使うか

という手があります。

SEO対策業者へSEO対策を依頼する

一昔前は被リンクの数が多ければ多いほど、

検索で上位表示されたようですが、

今はそのやり方は通用しません。

2017年現在のSEO対策手法としては、

良質なコンテンツを作成し、

グーグルなどの検索エンジンからの評価を上げることで、

上位表示を目指す、というものです。

上位表示されれば、アクセスは格段に違います。

2ページ目と1ページ目では段違いですし、

1位と2位の差も段違いです。

ヘッドとロングテールという話です。

さわりだけ話すと、

アイスクリームの人気フレーバーは

一位がバニラ、二位がチョコ。

でも、売上は倍の差が。

ね?不思議でしょう?

 

詳しく知りたい方は

を読むことをお勧めします。

マーケティングの力を付けないと、

お金は稼げませんからね。

前者は通勤時間を使えば1日で、後者は1週間あれば読めます。

さて、このSEO対策はコンテンツSEOと言われています。

 

私はGM○グループのSEO対策業者から営業されましたが、

5メインキーワード、25サブキーワード、

10ページ記事作成、1年契約。

料金は60万円+消費税でした。

あとは、なんやかんやサービスを付けるとか

言ってましたが、SEO対策業者の

SEO対策内容と金額は大体こんな感じです。

 

で、その5キーワードで1ページ目表示

(つまり検索1位から10位)になる割合は

40%~60%だそうです。

ですから、メインの5キーワード依頼して、

2か3キーワードが1ページ目に表示されるかも

という内容でした。

 

初めは「お、それはいい!やってみよう」と思いましたが、

よくよく考えてみたら、私の感覚としては、

①全国対応のECサイトには向かない

逆を言えば、かなり狭いエリアや、とてもニッチな商品なら可能性あり。例えば、「亀沢2丁目 牛タン」「化粧水 エチオピア」とか

②いきなり60万円は高い

キャッシュカードで分割も使えますよ!月額5万ですよ!って結局コチラが60万円の契約をしていることに変わりはない。もちろん途中解約はできない。

③成果は保証できない

コンサルや広告の嫌なところはコレ。成果報酬型ならいくらでも払うのに。”金をよこせ、ただし結果は保証しない”なんてギャンブル。

④効果が出るまで3か月くらいかかる

えー。遅くない?そんなに待てない。

⑤よしんばほんとに爆発的に集客が増えてもそれはそれで困る

お客さんが来れば来るだけ捌けるし売れるものであればいいが、オーダーメイド型の商品のため、うちはそういうのじゃなかった。最大でも月30件捌くのが精いっぱい。

⑥ネットで評判を検索するとすこぶる悪い

ネットの口コミがすべてではないが、悪徳だの詐欺だのと書かれているとちょっと、ね。これはSEO対策業者にも問題があるけど、ECサイト側にも強みがなかったんじゃないかなぁ。

⑦営業の人が胡散臭い

電話を聞いたが営業の人が終始軽そうで胡散臭い。今月だけ成功事例として取り上げたいから特別価格であれもこれも付けてどうのこうの言っていたのに、月が替わってもまだ留守電にかかってくる。(「今だけあなただけに特別に」は営業の常套句です)

⑧それ、自分でもできるんじゃない?

SEO対策の内容がコンテンツSEO、つまりページの質を上げていくということでしたが、それ、自分でもできるよねって。良質なページを10記事書くと言うけれど、こちとら国家資格持ちの専門家ですので、その分野に関してはどこぞの下請けライターより良質な記事が書けますよと。

 

というわけで、SEO対策業者へお金を払ってSEO対策をするのは止めました。

クリック成果報酬型広告

これ、有名なのはグーグルアドワーズです。

グーグルの検索結果一覧の上下や、アドセンス広告枠に

公告を出すものです。

特徴としては、

・関連するキーワードを指定することで、広告を出す客を絞れる

・クリックされなければ、広告費用が発生しない

ということです。

アドワーズのお手軽版的なアドワーズエクスプレスというものを、

試しにやってみました。

結論から言うと、広告費用を上回る売上を上げることができました。

最初は2,500円分使うと、7,500円分ついてくるキャンペーンが

ありましたので、それを活用して最初の1万円を使い切るまでに

歩留まりのいい広告とキーワードを探っていく必要があります。

・検索ボリュームの大小

・そのワードで入ってきた見込み客の熱量

・そのワードの単価

を勘案しながら、広告と検索ワードをブラッシュアップしましょう。

グーグル検索の順位が上がるまでは、

アドワーズ広告でしのぐのがいいと思います。

アドワーズエクスプレスのコツ

アドワーズエクスプレスはクリック成果報酬型広告

ですから、クリックされると金がかかります。

したがって、

クリックして入ってきたはいいが、

買わないですぐ出ていく人に来てもらっても意味がありません。

本当に買ってくれそうな興味のある客だけに絞る必要があります。

マーケティングですね。

コスプレ用のかつらを売る場合

例えば、コスプレ用の奇抜なウィッグをネット上で取り扱う店だとします。

検索ワードを「かつら」とか「ウィッグ」とかにすると、

検索ボリュームがあるため、めっちゃ広告が表示されるでしょう。

その分、広告へのクリック、流入もあるはずです。

ですが、ただ単に”かつら”や”ウィッグ”を検索している人は

“コスプレ用の奇抜なウィッグ”を求めているわけではありません。

ただハゲてるだけのおっさんや、薄毛が気になりだしたマダム、

美容学校の生徒などだと思います。

それでいて、検索ボリュームが大きいと、単価も高いです。

すると、表示回数は多いしクリックはあるが成約しない。

広告費はかかるが、それに見合う売り上げが立たない。

なってしまいます。

敗因は、キーワード選定に有ったわけです。

この場合、キーワードを「コスプレ ウィッグ」や

「初音ミク ウィッグ」などと絞るだけで、

もちろん表示回数とクリック数は下がるでしょうが、

クリックして入ってきた人のPV数、滞在時間、成約率

は格段に上がるはずです。

余談:SNSマーケティングについて

SNSが流行っている今、SNSを介して集客をする

SNSマーケティングという手法があります。

私の知人もSNSマーケティングの会社を立ち上げて、

ランニング収入を得ています。

SNSマーケティングのメリット・デメリットとしては、

・すでに交流のある人から勧められる安心感(口コミ)

全く知らない人より、知っている人が奨めてくれるものの方が良いですよね。なんか安心。しかも知っている人経由の紹介ならクレーム入れずらいし。

・SNSですでに交流のある人たちのクラスターの伝播性の高さ

SNSでつながっている人たちは、属性や趣味、志向が近い人が多いです。例えば、一人のJKを捕まえれば、その友達の大半はJKであるはずです。ガンダム好きの友達はガンダム好きが多かったり。SNSでのつながりは、なにかしらの共通項があるはずですから、一社の商品に興味を持ってくれる人を見つけてファンにしてしまえば、効率的に広がっていきます。

・SNSのマーケットはまだ低い

webページへの流入は、まだまだ検索エンジン経由が大きいです。SNSの軽く4倍はあります。SNSマーケティングに力をいれるなら、その前に検索エンジンに力を入れた方が良いかも。

・匿名のSNSは胡散臭い

実名のFacebookならまだしも、匿名で何個でもアカウントが作れるTwitterでの口コミはぶっちゃけ怪しい気がします。怪しい業者がアカウントをいっぱい作ってつぶやきまくっているだけかもしれません。一時期はやった食べログだってやらせが多かったりなんだり問題になりましたし。今はTwitterアカウントのつぶやきを鵜呑みにする人が多くても、いずれどうなのかなという気がします。

・インフルエンサーがうざい

爆発的な感染力のあるアカウントをインフルエンサーと言いますが、あまりにもコテコテに商売っ気を出して広告記事を書かれるとうざいです。マルチ商法のターゲットにされた時と近い不快感を覚えます。フォローを止めたり非表示にしたり。いずれ通用しなくなる気がします。

・コンプレックス商品は売れない

友達がSNSで○○のたこ焼きおいしかったよーとか投稿していたら、あ、次あっちいったら食べてみようかなーとなりますが、○○で足が臭いのが治ったよーとか、○○したら抜け毛が減ったとか、コンプレックスに付け込んだ商売や、プライバシー性の高い商売は向かないと思います。見栄を張ってリア充アピールするのがメインのSNSではなじみません。

 

結論・EC立ち上げ初期はアドワーズがおすすめ

ECサイトを立ち上げたばかりの人は、

アドワーズ広告で最初の数か月の検索流入の

薄い時期を乗り越えつつ、

ページをブラッシュアップして検索流入を

増やしていくのが王道だと思います。

売れるはずの商品やサービスであれば、

他社にない強みや独自性、競争力があるはずです。

それを前面に出せれば、

アクセスのあるサイトはできるでしょう。

でなければ、アクセス云々の前に、

商品の競争力がないだけです。

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