2020/06/02
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野村ネット&コール 昔は良かった一元管理
野村ネット&コール、
昔は一元管理でした。
一元管理とは、
MRF=信用取引保証金
であり、MRFに100万円を入れれば、
その100万円で現物株を買ってもいいし
信用取引保証金として300万円信用買いや
空売りをしてもいいし、
譲渡損や配当落調整金が出たら
そこから差っ引かれるので、
管理が楽でした。
利用者的にはメリットを感じない二元管理
二元管理になると
MRF≠信用取引保証金
になったため、
MRFと信用取引保証金を別で
管理する必要が出てきました。
まず、信用取引をしたいので、
MRFに入金し、それを
信用取引保証金に移します。
そして、信用取引をするのですが
超絶めんどくさい。
MRF残高ゼロで損が発生すると電話がかかってくる
MRF残高がゼロの時に、
損(譲渡損や配当落調整金)が発生すると
野村ネット&コールから電話がかかってきます。
「本日中にMRFに送金してください!」
信用取引保証金には、
金が余っているのですが、
わざわざ手続きして信用取引保証金から
MRFへ資金移動する必要があります。
(以前は不必要だった)
上の画像は
任天堂空売りの配当落調整金が発生。
MRF残高では足りないので本日中に15万円
資金移動せよと言われました。
MRF残高14,412円
配当落調整金-162,595円
約15万円(148,183円)足りず。
なお、信用保証金は1千万円以上あり
信用余力も十分。
その3日後、任天堂空売りを決済。
利益1,064,630円
源泉徴収は-161,425円
さらにそこから
配当落調整金-162,595円が
引かれて、775,022円が
純利益として信用口座へ自動で移動。
MRFに移動した15万円はそのままに…orz
MRFに残高を入れていても、益金発生時の税金で徴収される
でもまぁちまちまめんどくさいので
いっそMRFにそのまま入れておこう
(資金を無駄に寝かせるが仕方ない)
と思っていたら、
いつの間にかMRF残高がゼロ円になっています。
というのも、特定口座源泉徴収有の場合
信用取引で利益が出ると
20%の税金が天引きされますが、
なぜか、まずMRFから徴収されます。
だから、MRF・信用取引保証金間の
資金移動の手間を避けるため、
MRFにちょっと金を入れていても、
利益を出していると、
気づいたらゼロ円になっています。
上の図だと、エーザイ空売り決済で
1,591,721円利確。
譲渡益税‐323,358円発生。
MRFの15万円が譲渡益税に充てられ0円に。
残りの譲渡益税-173,358円を
引いた1,418,363円が
純利益として信用保証金へ。
MRFに資金を置いておいた意味…orz
現物を買うときがいちいちめんどい
現物を買うときに、MRFに購入資金を
移す必要があります。
信用保証金がいくらあっても、
MRF残高が無ければ現物は
買えません。
現物を買いたいと思ったら
信用取引保証金からMRFに資金を移して
買って、残りを信用取引保証金に戻して。
超絶めんどくさいです。
いままでは信用取引をしていても
底値圏にある銘柄を現物で買う
ということが気軽にできましたが
気軽に現物を買うことをしなくなりました。
現物を信用取引保証金に充てられなくなった
昔からやっている人は特例で
まだ利用できますが、
以前は保有現物株を信用取引保証金
に充てることができました。
(時価の80%評価)
簡単に言えば、時価100万円の現物株
を持っていたら、さらに
240万円分の信用取引もできました。
レバレッジ最大3.4倍
いまから参入する人はできません。
100万円持っていたら、
100万円で現物を買うか、
300万円で信用をするかの
二択です。
レバレッジ最大3倍
もちろん、逆に振れた時の
追証リスクは下がりました。
というか、昔からの客に現物株の
特別対応が可能なら、
MRF=信用取引保証金の一元管理も
可能だよね…。
結論 二元管理は信用取引利用者にメリット無し
二元管理は証券取引会社的には
とりっぱぐれリスクを避ける
良い方法なのかもしれませんが、
利用者的にはめんどくさいだけです。
野村証券側のとりっぱぐれをなくしたい
感がすごいです。
二元管理になって資金効率が悪くなり
資金効率を高めるためには
めんどくさい作業が必要です。
ほんとめんどくさい。
めんどくさいし、財布が二つなので端数が出やすい(死に金が出やすい)
気軽に現物を買えない。
5年前からずっと野村で取引してきましたが
そろそろ変えようと思います。
もしくは、源泉徴収無しにするか。