注文住宅って高いわりに売った時は大したことない

注文住宅って憧れますよね。

もし予算的な制約さえなければ、

だれしも注文住宅を建てたいんじゃないでしょうか。

思い通りのマイホームを建てる。

夢がありますね。

しかし、現実では予算的に厳しいから、

建売を選んだり、マンションを選んだりするわけです。

注文住宅はお値段が張りますからね。

注文住宅は高い

住宅産業新聞によれば、

大手ハウスメーカーの坪単価は

2015年度

住宅産業新聞という業界新聞より抜粋　2015年度大手ハウスメーカーの坪単価（平均）

このようになっています。

た、高い。。。

40坪は大体１２０㎡ですから、それなりの戸建ての３LDKなり４LDKが建ちます。

大手は坪単価８５万円くらいですから、３，５００万円くらいですね。

これは上物だけです。

土地は含みません。

箱だけです。

建売だとどれくらいか

建売業者にもよりますし、

販売価格のうちの土地代と建物代の割合は業者次第なのであれですが、

建売なら坪４０万円ちょっとで建つわけです。

大手ハウスメーカーの注文住宅の半額くらいです。

売却するときに建売か注文住宅かは重要なポイントではない

で、建売住宅と注文住宅では上物（土地代ではなく建物代）が、同じようなサイズでも倍近く差が出ることがざらですが、

建売と注文住宅では、中古で売り出したときに価格差はほぼつきません。

中古住宅を購入しようとする人は、

立地、間取り、築年数で物件を選びます。

その条件を満たしたうえでプラスアルファで注文住宅ならいいですけど、

立地、間取り、築年数が最重要ポイントです。

極論すると、

建売と注文住宅で立地と間取りと築年数が同条件であれば、

中古での成約価格はほぼ変わりません。

さらには、注文住宅であるがために、外観や内装が個性的すぎたり、

間取りが万人向けでない場合は、売れ残る公算大です。

注文住宅はぜいたく品

それでも、せっかく一生に一度のマイホームであれば、

贅を尽くして自分の思い通りの家を建てたいと思うのは人情です。

しかし、

経済的な価値を考えると、注文住宅より建売の方が損しづらいです。

予算が十分になくて、せっかく注文住宅を建てたけど、

建売に毛が生えた程度のデキになってしまっては悲しいです。