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24歳で株に手を出して29歳で脱サラした30歳子持ち元マンデベ社員が不動産やマネーのお得な話や仕事や副業について語る読むマネー系ブログ

狂乱の任天堂相場はいつ終わるのか。スイッチ祭りが終わるとき

time 2017/11/17

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まさかの44,000円越え

任天堂の株価が、ここ半年で急騰しています。

さらに直近2ヵ月で見ても、爆上げ。

ポケモンGOやスーパーマリオラン祭りも

落ち着いた今年の1月~3月時点で

22,000円前後だった株価は、

昨日時点で44,000円越えしています。

2倍ですね。

でも、果たして適正な株価なのかと言われれば、

過熱感は否めません。

最新株価は44,790円(2017/11/16終値)

 

直近では9月末時点の決算が10月下旬に発表され、

上方修正も出されましたが、それでも、

任天堂のBPSは29年9月末時点で10,630円

PBRは9月末時点で4.21倍

任天堂の通期EPS予想は上方修正後で707.75円

今期予想PERは63.28倍

今期予想ROEは6.6%

これからもイケイケどんどんでさらに上がっていくのでしょうか?

 株価上昇の中身は過剰なニンテンドースイッチへの期待

この8か月で株価が2倍に上がった理由は、

ニンテンドースイッチへの過剰とも言っていい期待です。

今年発売した当初は散々な言われようでしたが、

品薄、人気、生産台数の増加などから、

Wiiの再来か!と言った論調になっています。

証券会社は相次いで目標株価を引き上げ、

株価を吊り上げています。

任天堂株は単価が高いですし、

株式市場へ資金を呼び込むにはうってつけです。

単価が大きい分だけ手数料も多いですからね。

 

ただ、生産台数が増加しても、

ゲーム機そのものが生み出す利益は薄そうです。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO14690810Q7A330C1000000/

↑定価3万円だが推定原価250ドル!?日経

ニンテンドースイッチ自体は大したことはない

ニンテンドースイッチのゲーム機としての中身は、

正直あまり魅力的ではありません。

携帯機ならスマホやタブレットで十分ですし、

携帯するにはデカくて重い。

据え置き機ならPS4の方がスペックも上ですし、

自宅の大画面でプレイするには貧弱です。

ゲームソフトも先行している分PS4の方が多いです。

もちろん

・スーパーマリオオデッセイ

・マリオカート

・ゼルダの伝説

・スプラトゥーン

など、任天堂のゲーム機でしかできない魅力的なゲームタイトルもあります。

が、単純にゲーム機として比較すれば、ゲーマー的には

「別に要らね」

というスペックです。

でも、ニンテンドースイッチは人気です。

だって品薄で買えないから

任天堂の十八番ですが、

いまだにニンテンドースイッチは買いたくても

すぐには買えません。

いわゆる品薄です。

 

人気だから品薄なのか、

品薄だから人気なのか。

まぁおそらく後者なのですけれど、

生産しすぎて在庫が発生してしまったら困りますし、

生産体制を拡大しすぎると、縮小は簡単じゃないから、

任天堂は安パイを見てちびちび生産せざるを得ません。

良くも悪くも品薄商法になります。

 

ユーザーは欲しくてもスグに買えない。

ましてや、転売目的の転売ヤーが買い占める。

結局はココがスイッチ人気のキモでしょう。

人は簡単に手に入らないものは欲しくなります。

買った値段より高く売れる

さらに、なぜニンテンドースイッチを買うかというと、

買った値段より高く売れるからです。

任天堂の生産能力の低さによって、

品薄状態が発生することで、

あろうことか転売するとうまみが出る

という状況が続いています。

ヤフオクやメルカリを見ると

新品未開封品で4万円。

中古でも3万円ちょっとで取引されています。

ニンテンドースイッチの定価は3万円です。

これなら、まぁ試しに買ってみるか。

微妙だったら売ればいいし。

となりますよね。まさに、

お試し無料!気に入らなければ全額返金!

並みのことができるわけです。

今のご時世みんなヤフオクやメルカリで

出品できますからね。

そりゃあ試しに買ってみるかってなりますよ。

但し、よく見てみると、

ここ2ヵ月で転売価格は下落しています。

8月末との比較だと

アマゾン47,000円⇒41000円

ヤフオク42,000円前後⇒38,000円前後

と下がっています。

 

生産台数増加と年末商戦でバランスは崩れる

任天堂は生産増加を発表しています。

また、1年のうち一番ボリュームが大きい

クリスマスまでもうすぐです。

どこかで、供給が追い付くでしょう。

すると、ニンテンドースイッチを買いたい人は

1台買えば需要は満たされるので、

ニンテンドースイッチへの需要は減ります。

 

定価の3万円で買えるなら、わざわざ転売品を

買う必要はありませんから、正規店で買います。

 

すると転売価格も下落し、3万円を切ります。

(じゃないと売れ残るので)

 

そうすると家電量販店や

マイニンテンドーから新品を買うより、

値崩れしたヤフオクやメルカリで

安く手に入るようになるでしょう。

 

この時点でニンテンドースイッチマジックが解け

株価が適正なところまで落ちると思います。

それがいつかは明確にはわかりませんが、

クリスマス後ゆっくりと落ちていくのか、

クリスマス前にガクッと落ちるのか。

任天堂が生産台数を増やせば増やすほど、

そのタイミングは早まります。

株価はどこで着地するか

日経平均PERは15倍。

ゲームセクターのPERはせいぜい30倍。

任天堂の現在のPERは63倍。

株価は感情で動くので何とも言えませんが、

「噂で買って事実で売る」というのが株です。

調整が起きるとしたら、

任天堂の株価は今の高すぎるお祭価格の

半値程度まで落ちても不思議ではありません。

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