2020/06/02
ニンテンドースイッチの品薄によって、
ニンテンドースイッチを転売するという
お小遣い稼ぎが流行っていましたが、
もうそろそろ撤退を考えた方がよさそうです。
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供給は需要に追いつく
任天堂が品薄商法をすることにより
ニンテンドースイッチの転売はうまみがありました。
経費を抜いても1万円の利益を得ることが出来ました。
が、供給は需要に追いつきます。
そして、転売価格は下落の一途をたどっています。
2017年11月24日時点での転売市場を見てみましょう。
なお、定価は32,378円(税込)です。
amazonの転売価格
amazonの転売価格は、4万円を切っています。
大体39,500円
買う側とすれば、定価プラス7,000円ですね。
ただ、転売する側としては、
そこから送料を1,000円近く負担し、
amazonへの販売手数料6,000円近く支払うと、
手元に残るのは32,500円。
仕入れ値の定価と差はありません。
現時点で、手間だけかかって利益が出ません。
というか、ときたまamazon本体が定価で放出するのはひどい話ですよね。
ヤフオクでの転売価格
新品未使用品で、
35,000円~36,500円程度で落札されています。
買う側とすれば、定価プラス2,500~4,000円くらいです。
送料は出品者が負担するケースと落札者が負担するケースがありますが、
ヤフオクへの手数料が8.64%かかります。
36,500円で売ったとしても、3,150円の手数料がかかりますので、
手元に残るのは33,350円程度。
これも、ほぼ仕入れ値である定価と同額ですね。
モノによっては赤字覚悟の出品物も出てきています。
1円即決にして、商品代金は別途振り込んでもらうという
手数料逃れの出品者もいるようです。
メルカリでの転売価格
メルカリで取引が成立しているのは、
36,500円~38,500円です。
40,000円近辺の出品は売れ残っています。
メルカリの手数料は10%ですから、
38,500円で売れても手数料が3,850円引かれます。
手元に残るのは34,650円。
そこから送料を負担するとなると、
手元に残るのは33,500円。
これも、ほぼ仕入れ値である定価と同額ですね。
ニンテンドースイッチ転売市場は値崩れしている
すでに、転売目的でニンテンドースイッチを持っている人たちは、
利益が出なくても在庫を処分する方向で動いています。
もともと、ニンテンドースイッチの転売というビジネスが、
ニンテンドースイッチの品薄に乗っかったものである、というだけ
の仕組みでした。
ニンテンドースイッチは限定生産でも何でもなく、
ただ任天堂の生産が遅くて少なかっただけです。
ですから、
任天堂の増産(1803期1,000万台⇒1,800万台)
市場の飽和
が来れば、いつでも定価でニンテンドースイッチを手に入れることができるようになるので、
転売品を購入する必要は無くなります。
みんなが欲しがるクリスマスシーズンを越えてしまったら、転売品は訳あり価格にしないと売れないでしょう。
ゲームユーザーのみならず、転売屋をもマーケットに取り込んだ任天堂の勝利かもしれませんね。