2020/06/02
会社を辞める理由として、
・仕事が面白くない
・人間関係が微妙
・給与・待遇が不満
などありますが、大きな理由の一つとして、
・将来性がない
というものがあります。
sponsored link
Contents
将来成長するか?生き残るか?じり貧か?つぶれるか?
将来は予測不可能です。
ですが、少ない材料をかき集めて、
予測していく必要があります。
人生は長いです。
今58歳だとして、定年まであと2年ならどうにかなりますが、
今30歳だとしたら今後30年間会社がもってくれないと困ります。
サラリーマンの給料は、若いうちは安く、おっさんになったら高く、
という設定ですから、若いうちに安くこき使われて
いざ自分がおっさんになったとたんに
会社がつぶれてしまったら最悪です。
私は休日出勤の時に、誰もいないオフィスで部長の椅子に座って、じっと将来を考えました。
自分の会社は将来成長するか?
これは一番重要です。
将来成長することが見えているなら、自分の雇用も、ポストも、昇給も安泰です。
マーケットが拡大する、その商品がもっと幅広く浸透する。
そういう業界だとすれば、それはそれは安心でしょう。
昔は人口も右肩上がりに増えていき、それに伴い新しい住宅もガンガン必要でした。
人が増えて住宅が増えれば車も白物家電も何でも作れば売れていきました。
住居も親子三世代で住む大きいものから、
核家族化、単身者の増加、離婚の増加などで
住居需要が増えました。
しかし今は違います。
国内だけ見れば、そもそも人口は減るし、移民が増えるわけでもない。外国人にとっては日本語という複雑で難解な壁がある。
つまり、お客さんの総数は減っていきます。
一方で独身者が増えたり、金を持っている女性が増えたりという新しいお客さんの層が出てきたので、独身貴族向けのマニアックな商品や、女性向けの高額エステ、美容用品が売れています。
一方で、うちの業界はもう成熟しきっており、今後はマーケットが増えることはありません。ですから、あとは競合他社との棲み分けと、パイの奪い合いです。
新規参入の独立系はパイを分捕るノウハウがありますが、うちにはそんなノウハウはありません。価格競争力なんてものはありません。形だけはパイの奪い合いに参加しながらも、いいパイではなく、シェアを広げるために食あたり覚悟で腐ったパイさえ手を伸ばすというありさまでした。
大手で体力があるからできる芸当と言えばそうですが、腐ったパイの分の損失は、既存のいいパイで補填することになりますから、既存顧客は離れていきます。M&Aで業務知識やモラルの面で質の低い従業員も増えました。
その客は金を持っているか?
お客さんが金を持っていなければ、商品は売れません。また、お客さんの懐事情が悪ければ、高い値段はつきません。
大衆車を作ってきたトヨタが高級車レクサスを出し始めたのは私が高校生の頃、もう15年ほど前ですが、商売の対象を金持ちを対象にするか、庶民を対象にするかというターゲティングがあります。が、庶民の財布事情はどんどん悪くなっています。
したがって、庶民向けの商品は値段を下げねば売れず、下げると利益が下がり、雇用や給与も下がると、庶民の財布事情はまた悪くなり…を繰り返します。
逆に金持ちは一定数いるので、金持ち向けの商品は安泰でしょう。ブランディングの勝利というヤツです。
良いものは高くてもちゃんとしたブランドのものを選び、安くてもいいものはとことん安いものを選ぶ。安くてもいいモノは中国製だろうが韓国製だろうがプライベートブランドだろうが最低限の品質さえあればそれでよし。そこに中間はありません。
うちの商品は完全に庶民向けであり、世の中の平均・中間というポジションであったため、顧客の高齢化、リタイアによる収入減、リストラや非正規雇用社員の増加、事業環境の悪化による収入減をもろに受け、顧客からの値下げ圧力やリプレイス(取引相手をもっと安いところに変えること)をもろに受けるありさまでした。
しかもこの傾向は、今後も改善するどころか、一層増えていくでしょう。
営業停止・免許取り消しを食らう可能性のある事業か
商売には監督官庁があり、免許や許可が必要なものがあります。
これらは業法違反をすると、指示や罰金、営業停止・免許取り消しを食らうことがあります。
そして、営業停止を数か月食らったら、会社はピンチに陥ります。
その間は売り上げが立ちませんし、給与支払いや社会保険料支払いは止まりません。
顧客にはその間別の会社と契約してもらわねばなりませんし、営業停止明けに戻ってきてくれる保証はありません。今後の新規顧客獲得にも当然支障が出ます。(現にリプレイスのプレゼン時に新聞記事のコピーをばらまかれたことさえあります)
そして私が心胆寒からしめられたのは、
・新聞に載り危うく営業停止を食らいそうな事案があったこと
・前述のように、業務知識とモラルの低い社員が増えたこと
・自分のポジションで、やろうと思えば営業停止を食らいかねない行動が出来得たこと
これらのことが、たとえ自分がまじめにやっていても、いつ何時誰のせいで一瞬で崩壊しかねないと思うに十分でした。そして、それを防ぐための企業としての対策も不十分であることを痛感しました。
その仕事は機械に代替されないか?
今後30年のテクノロジーの進歩の中で、ほとんどの仕事(というより作業)は機械に代替されます。
複雑で高度な利害調整を含むものは機械による代替は難しいですが、単純なものはマンパワーは要りません。少しの人間と機械で済みます。
会計システム、定型の書類作成なんてものは、人間は要らないです。
最近はコールセンター・問い合わせ窓口もすぐには人間は出ません。自動音声でボタンのプッシュを強いられますし、最後まで人間が出ないこともあります。ネット問い合わせはメールもありますが、相手がAIのチャットもあります。またNTTがコトハというコールセンターのオペレーターAIを少し前に発表しましたし、作業内容によってはそれをするのが人間である必要がどんどんなくなっています。
コトハに限って言えば、コールセンターや事業所の電話対応で、無駄な時間のかかる問い合わせやクレーム対応にかかる場所代(事務所の賃料)、賃金、福利厚生費を考えると、導入してしまったほうがいいケースも少なくないでしょう。
うちの仕事もマンパワーが必要なルーチンワークでしたが、顧客との折衝が3割、PC作業が7割という中で、ほとんどのPC作業が機械で自動化が可能だと悟りました。
もちろん、一朝一夕には難しいとは思いますが、10年とかからずできるでしょう。
その場合、雇用はどうなるのか。
新規の採用も減るでしょう。
そしたら、部下も増えなければ、出世もありません。
自分の仕事が機械に奪われ、残った少ない椅子を取り合うことになります。追い出し部屋にぶち込まれるかもしれません。
上は下のことも先のこともつゆほども気にかけていない
上というのは、サラリーマンのピラミッドでいうところの上であり、社長、取締役、執行役、部長、課長たちですが、彼らの全員とは言いませんが、ほとんどすべては「いかに自分が逃げ切れるか」しか考えておらず、新卒で入ってきた22歳の今後38年間に対して責任なんて微塵も持っていません。
もちろん私も自己中な現代日本人の一人であり、逃げ切り姿勢を批判する権利なんてありませんが、上はいかに自分が退職するまで持たせるかしか考えていません。そんな彼らが、大小の経営権を握り、会社に長く生き残ってもらわないと困る若手は現場の末端ソルジャーでしかありません。
「そんなことをしたら、5年後にまずいことになりませんか」といっても、「まぁそん時はもう俺いないし、お前らでどーにかしなよ」と平気で言います。
彼らの視野はせいぜい自分が退職するまでの数年~10年。
自分が社内で権力を掌握できる時まで会社が持つかという点に、全幅の信頼を置けませんでした。
働く目的は生きていくため
私の働く目的の第一は、生きていくためです。
もちろん、人の役に立ったり、やりがいを感じたりは大事です。
でも、果たしてこの仕事を続けていて、長い人生を生きていけるのかと考えた時に、胸を張って大丈夫!と思うことはできませんでした。
いざ自分が使えないおっさんになった時にリストラされたり倒産したりしたときに、再就職できず食い扶持も見つからず、会社を恨んだりすることもしたくありません。
普段は目の前の仕事や作業でいっぱいいっぱいで、将来を考える余裕なんてないと思いますが、たまにはこっそり部長の椅子に座ってみて、10年後、20年後、30年後に思いをはせてみるのもいいですよ。
転職も視野に入れてみる
長い人生、職を変えることも
選択肢の一つです。
とはいえ、会社を辞めてから
転職活動をするのはリスキーなので
在職中に転職活動をしておきましょう。
基本的には、求人情報を閲覧するタイプと
転職エージェントがつくタイプの2通りです。
転職エージェントは自分の報酬がかかっている分
ガシガシ案件を拾って勧めてきますから、
エージェントをお勧めします。
チャンスを増やすためにも、
できるだけ登録しておきましょう。
転職する気がそんなになくても、
思わぬ好条件と出会えるかもしれません。
転職サイトの登録自体は無料ですから、とりあえず片っ端から登録しておくと良いでしょう。
良い転職先が見つかればそれでよいですし、比べてみたら今の会社の方が条件がいいということに気づくかもしれません。
今の転職サイトは属性(年齢とか仕事とか)によってサイト自体が分かれていて、その分精度が上がっていますし、実は掲載されている企業や職種にも違いがあります。いわゆる非公開求人というやつです。もっと言えば、見ている人事担当者も違ったりしますので、転職サイトは片っ端から登録しておいた方が可能性は広がります。
もしかしたら全くお声がかからないかもしれませんし、逆に好条件の話が来るかもしれません。空前の売り手市場ですからね。登録しておいて損はないでしょう。無料ですし、スマホでパパっとできますから。エージェントと面談してサポートを受けながら転職するなら、以下の大手に登録しておきましょう。
人材紹介サービスを利用しての転職は、求人を閲覧できるだけの転職サイトと異なり、 業界職種に精通したキャリアアドバイザーからの転職活動アドバイスや 転職ノウハウなどの情報提供を 受けられるサービスです。
マイナビエージェントの3つのメリット
1、関東エリアの求人を網羅!東京・神奈川・埼玉・千葉における優良企業の求人が豊富
2、20~30代に転職サポートに強い!人事&採用担当との太いパイプ
3、応募書類の準備から面接対策まで、親身な転職サポート
▼マイナビエージェントの強み・特徴 詳細は、下記を参考ください↓
■アイデムスマートエージェントは求人情報に強みを持つ求人媒体アイデムが運営する総合型転職エージェントサービスです。40年以上になる人材業界の老舗であり、首都圏を中心とした25万社以上とのお取引実績があります。
■アイデムスマートエージェント の強み
・500名超の法人営業部隊がお仕事情報を開拓! 株式会社アイデムとして企業の採用活動をサポートする法人営業部隊は圧巻の500名超。 アイデムとして提案する採用プランのソリューションのひとつとして人材紹介が位置付けられているため、このマンパワーはすなわち全てアイデムスマートエージェントの持つ力と見ることができます。
・総合型転職エージェントサービス! 母体が総合人材サービス企業ですので、自社内に新卒向けや医薬向けといった様々な顧客向けのサービスが存在します。これは利用者目線からすれば、新卒からハイキャリア、専門職の人材までカバーした対応力が望めることの証明でもあります。
・25~35歳、初めての転職に特にオススメ! 求職者の資質や志望に対し、厳選して案件を紹介するスタイルです。一度に10~20件紹介されても、どの案件をどう進めればよいか迷ってしまったり判断が出来ない、といった心配が要らないので、特に初めての転職の際にはアイデムスマートエージェントのサポートならでは、と思っていただけるような質の高いサービスをご提供できると思っております。
・滅多に流通しないレアな求人が豊富 アイデムでは、関東を中心に500名程度の地域営業担当が在籍。郊外に拠点がない(少ない)他社エージェントではなかなか出会えない求人もございます。
一次面接同行も積極的に行っているので、面接担当者から想定される質問など、より実践的な面接対策が可能です。
※一部面接を行っていない企業もございます。
[AidemSmartAgent]転職
【サービス内容】
業界・職種別のチーム体制を取っており、専任のキャリアアドバイザーがそれぞれのご経験に沿ったアドバイスをおこないます。
求人のご紹介から、応募書類の添削・面接対策・年収交渉までトータルで転職をサポート。
現職の方にもお越しいただけるよう、平日・土曜日は日中だけでなく夜間も面談可能。
【特長】
・キャリアアドバイザーの親身で丁寧なサポート
スキルやご経験だけのマッチングではなく、志向性や社風との親和性も含めてマッチした転職先をご提案できるよう、
コミュニケーションを丁寧にとり、お気持ちによりそった誠実な対応を心がけています。
・顧客満足度の高さ
手厚いフォローや親身なサポートをご評価していただき、各種ランキングにもランクインしています。
・30,000件以上の業界トップクラスの豊富な求人
未経験で応募できるポテンシャル求人から、リーダー・マネージャークラス~部長・事業責任者クラスまで、
豊富な求人を取り扱っています。
取引企業もベンチャーから大企業まで多岐にわたりますので、ご志向にあわせてご紹介が可能です。
・はじめての転職
はじめての転職ならではの不安や疑問を解消できるよう、転職活動のやり方や自己PRの仕方など、丁寧にサポートします。
面談にお越しの方には、転職活動のノウハウがつまったガイドブックをプレゼントしています。
大手総合型転職エージェント【パソナキャリア】
転職支援実績は累計41万1,000名以上(2017年3月期時点)
★★リクルートエージェントの魅力★★
1.業界最大級の非公開求人数
転職活動を進めるにあたって重要な要素である「求人数」。
リクルートエージェントでは一般公開している求人の他、10万件以上の非公開求人を取り揃えています。
応募が殺到しすぎるから、企業戦略上一般公開できない重要求人だからなど、非公開にせざるを得ない魅力的な求人に出会うことができます。
2.実績豊富なアドバイザー
転職の相談相手は、誰でも良いというわけではありません。
業界や業種によって、転職に必要な情報や知識は異なります。
リクルートエージェントは、各業界・各業種に精通したキャリアアドバイザーが、求職者の希望やスキルに沿った求人を、厳選してご紹介しています。
3.充実した転職サポート
リクルートエージェントのアドバイザーは、求人紹介をするだけではありません。
提出していただく職務経歴書・履歴書などの書類の添削、独自に分析した業界・企業情報の提供、志望企業への推薦など様々な転職サポートをさせていただきます。
他にも参加者の80%以上に満足していただいている、リクルートエージェント主催の「面接力向上セミナー」にも無料で参加可能です。
転職支援実績NO1‼【リクルートエージェント】
あたりの大手転職サイトに登録しておけば間違いないでしょう。