2020/06/02
仕事がつまらない。
そう思うことは多いですか？
少ないなら幸せです。
立ち止まってちょっと考えてみた方が良いかもしれません。
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Contents
なぜ仕事がつまらないのか
どうして仕事がつまらないのでしょうか。
人間関係や報酬と言った面もありますが、
一番大きいのは、
その仕事そのものの「やりがい」です。
やりがいがあれば仕事は楽しいし、
やりがいがなければつまらないです。
あなたの仕事、やりがいはありますか？
動物も人も、本能的にやりがいを求めている
実は、動物は、エサを得るために手間をかけたい
という欲求があります。
つまり、何もせずにタダでエサを貰うよりも、
なにか手間（スイッチを押すとか、レバーを引くとか）
をかけてエサを貰いたがるのです。
タダで何もせずエサを貰えた方が合理的なのに、
ほとんどの動物はやりがいを求めます。（ネコ以外）
これはおそらく、人間にも通じます。
仕事のやりがいって何だろう
では仕事のやりがいって何でしょうか？
日々何等かの作業をしていると思いますが、
その労力や手間に対する見返り、
これがやりがいにつながります。
それは何も報酬ではなく、
形に残るものであったり、もしくは
例えば、上司や同僚から褒められたり、
お客様からありがとうと言われたり、
そんな他愛のないことで、
やりがいを感じることができるのです。
例えば就活で行ったゼネコンは、
俺たちがこのランドマークを作ったんだ
的なやりがいを感じたでしょうし、
前職の用地仕入れ開発の担当者は、
俺がこのマンションを建てたんだという
やりがいを感じていました。
たぶんゲーム機やゲーム開発者や漫画家も、
自分の作品が世に出回り親しまれている
のをやりがいに感じるでしょう。
やりがいをつぶす周囲の言動
しかしながら、やりがいを感じるより、
やりがいをつぶす出来事の方が多いでしょう。
褒めない上司。
ありがとうを言わない同僚。お客様。
せっかくつくった資料がお蔵入りする。
手間暇かけたものが形に残らない。
成果に結びつかない。
商談がご破算になる。
自分が手間と労力をかけたことが、
徒労に終わる、無駄になる。
これがやりがいをつぶします。
やりがいがないと、モチベーションが下がり、
生産能力の低下
組織への献身性、忠誠心の低下
を招きます。
やりがいを感じづらい分業体制
今はどんな仕事も細分化され分業化しています。
一つのビジネス行為が細切れにされて、
ほんの小さな１ピースを仕事としてやります。
だから、やりがいを感じづらいです。
ひとり商売なら、
商品を作り、客を見つけ、商談し、売り上げる。
１から１０までやらなければならないし、
やったことに対するリアクションがあります。
しかし、非常に細分化された作業では、
そのうちのごく一部分を日々大量にさばくという
単純なルーティン作業であり、
自分の仕事の前後のつながりが何なのかわからず
自分の仕事そのものに意義を見出しづらい
ということがあります。
効率と合理性を求めた分業化は、
実は従業員にやりがいを感じづらくさせ、
モチベーションを下げることに寄与しています。
報酬よりもやりがい
行動経済学の実験では、
やりがいと報酬の関係を調べる実験を行い、
報酬よりやりがいが大事という結果が出ています。
内容は、レゴブロックを説明書通り組み立てて、
１個くみ上げるごとに報酬を支払い、
やりたければ次の１個にチャレンジ
を繰り返していくという実験でしたが、
やり方は２パターンで、
一つは出来上がったレゴブロックの作品を
完成と書かれた箱にしまう。
もう一つは、次のを作っている間に
出来上がったブロックを目の前でバラバラにする。
そうすると、後者の方はすぐに辞めてしまうそうです。
前者は平均１０個作り、
後者は５個弱だったそうです。
結果は一緒なのに。
作ったら作っただけ報酬がもらえるのに。
目の前で自分の仕事の成果を無にされると、
やる気がなくなるようです。
ちなみに、読んだのはコレです。
人間は思ったより合理的ではない。
心理学的な要素に左右される。
行動経済学に興味があればどうぞ。
やりがいを見つけよう
人生の大半を費やす仕事ですから、
せっかくだからやりがいを見つけたいですね。
自分の心持次第でやりがいを感じれるかもしれませんし、
やりがいのない仕事であれば、
メンタル的に参ってしまう前に、
職を変えてしまったほうがいいです。
若しくは、仕事以外にやりがいを見つける
というのも手です。
副業や趣味、家庭。
でも、人生の大半を過ごす仕事でやりがいを
感じれるようになった方が幸せです。
