もちどらどっとこむ

24歳で株に手を出して29歳で脱サラした30歳子持ち元マンデベ社員が不動産やマネーのお得な話や仕事や副業について語る読むマネー系ブログ

いまから副業でせどりをやったところで儲けるのは至難の業だからやめておいたほうがいい6つの理由

time 2017/03/08

副業で稼ごう!でもなにしよう。

そうだ!せどりをしてみよう!

と思っているなら、それはやめたほうが賢明です。

前の記事「普通のサラリーマンだった私が副業で稼ぐにあたって株を選んだ理由」でも書きましたが、

改めて副業としてのせどりはやめておいたほうがいい理由を書いてみました。

ちなみに、私はせどりをやっていないので、みなさんにせどりのことを悪く言うことで、競争相手を減らしたいわけではないので、それでもやりたい方はやってみても構いません。

ただ、いまからやっても儲けるのは難しいので、老婆心ながらやめておいたほうがいいですよという理由を書きます。

これらを読んでみてからでも遅くありません。

逆に、これらの理由に対してすべて反駁できるようであれば、成功する可能性ありです。

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せどりってなに?

せどりとは要するに転売です。

安く買って高く売る。

バカでもわかるが、バカにはできません。

普通は卸売り業者から小売業者が安く大量に仕入れて、利益をのせてエンドユーザーに売って、利益を出します。

いままではここに付け入るスキがありませんでしたが、

ネットショッピングの台頭によって、

地域間価格差による利ザヤが発生しました。

小売店は実店舗が多く、個々の商圏の需給バランスで価格が決まります。

ですが、ネットショッピングには商圏の概念はありません。

対応する配送地域や言語の壁はありますが、

今では海外のネットショップから物を買って取り寄せることさえ可能ですので、

仕入先と売却先の価格差さえ見つけることができれば、

せどり(転売)をすることで利ザヤを儲けることができます。

また、リサイクルショップ、古本屋、フリーマーケットなどで売りに出されている商品も

、商圏さえ広げれば需要が見込め、

仕入れ価格よりはるかに大きな額で売却することができます。

なぜならリサイクルショップ等に売却した元の持ち主が、

採算度外視で二足三文で売ることで大きく損をしているため、

その分利益を乗せることができます。

ブックオフやリサイクルショップの中古品、

もしくは家電量販店等のワゴンセール品などを実店舗から仕入れるのを「せどり」、

ヤフオクなどのネットから仕入れるのを「電脳せどり」などと使い分けたりするようですが、

最後はネット上、ヤフオクやamazonマーケットプレイスなどで売却します。

このことに最初に目をつけ、リスクを取って仕入れをして、

大きなリターンを取ったいわゆる「せどらー」が現れたのは2009年ごろでしょうか。

このころはここに目をつける人は少なく、

このことに気付いた賢い人たちは大きく稼ぐことができたと思います。

パイオニアである彼らを先駆者せどらーといいましょうか。

それから早8年が経ちましたが、

果たして現在でもせどりはおいしい商売なのか、

というと残念ながら正直もうおいしくはありません

時すでに遅しです。

いまからせどりをやっても儲からない6つの理由

①先駆者せどらーたちはもはやせどりで稼いでいない

先駆者せどらーたちは目の付け所が鋭い賢い人たちです。

学歴や性別、出身は関係なく、ただただ目の付け所が鋭い賢い人たちです

彼らはビジネスはドッグイヤー(寿命が短いこと)であることを知っており、

成長が見込めなくなる将来を予測した時から、

ブログ、メルマガ、ノウハウ本出版、セミナー開催、情報商材販売、ツール販売等

に軸足をシフトしています。

新規参入せどらーたちを甘い言葉で血まみれの、

すでにレッドオーシャンと化したせどり業界にいざない、

勉強代といって金を巻きあげるヒヨコ狩りをし、

自分たちは過去のせどりの成功をもとにブログ、メルマガ、ノウハウ本出版、セミナー開催、情報商材販売、ツール販売等のブルーオーシャンに移っていく。

この状況で今から新規参入して稼ぐのは難しいでしょう。

儲かるどころか、彼らの飯のタネになってしまうかもしれません。

ちなみに新規参入せどらーもブログや情報商材、ツール販売を試みる人たちが一定数いますので、このビジネスも頭打ちかもしれません。

せどりで儲かっているというブログを何件か見てみてください。

ほとんど最後は情報商材かツールかメルマガになっていませんか?

②せどらーが多くなりすぎて需給バランスは崩れている

とある限定版のCDがどうしても欲しくて、1万円出してでも買いたい!と思っている人がいます。

目端の利くせどらーがそのCDを仕入れて、ネットで売ると、そのCDが1万円で売れて、そのCD=1万円で売れる、という価格が認識されます。

せどらーが少ないうちは利益が出せますが、「お!ブックオフで中古の100円のCDが1万円に化けるなら簡単に儲かるぞ!俺もやろう!」とせどらーが増えてそのCDを買ってネット上の出品が増えると、ある1点で当然価格は下落します。

つまり1万円出してまで買いたい人より、1万円で売りたい人のほうが多くなってしまった場合です。

こうなると、うーんじゃあ利益は減るけど8,000円で売り抜けちゃえ、と価格改定する売主が出ます。

するとあれよあれよと成約価格は落ちて行かざるを得ず、丸損しないために販売価格を下げないといけなくなります。

それどころか、買いたい人がいなくなってしまうほどその商品が出回れば、

もう売れなくなってしまい、在庫を抱えることになります。

当初見込んだ利益は出ず、労多くして益少なしとなります。

ツールやら情報商材で利ザヤの大きい商品を知ることができたとしても、それを見たせどらーが一斉に集中すれば、ミズモノである成約価格はすぐ崩れます。

で、ツールやら情報商材やらを売っている人が儲かります。

つまり、新規せどらーは儲かるどころかカモにされますね。

儲かるのは、武器を持って戦う人たちではありません。その人たちに武器を売る人たちが、儲かるんです。

③なんだかんだ経費で吸い尽くされる

20%の粗利が見込める商品を運よく見つけ、仕入れ、販売ができたします

。20%の粗利が見込める商品だって大したものですよ。

8万円で仕入れたものが10万円で売れたとしましょう。

ただ、その差額2万円はまるまる利益になるわけではありません。

あくまで粗利です。

粗利2万円の中から、amazonやらヤフオクやらの販売手数料が差し引かれ、クレーム対応や返品などの引き当てもしなければなりません。

最悪の場合訴訟リスクだってあります。

ヤフオクはプレミアム会員で売上の8%程度、メルカリも売り上げの10%ほどです。amazonマーケットプレイスは8%~30%だそうです。

さらに買い手の手元に届けるための配送料もかかります。

そのうえで最終的に利益が出ても、

申告して税金を収めねばなりません。

そうすると、20%の粗利が見込める商品も、

かかる経費や手間を考えると、さほどおいしくはありません。

というか、ツールや情報商材を販売する人のみならず、

amazonやヤフオクからも吸い尽くされます。

ゆすりたかりみたいなクレーマーや、あと国や自治体からも。

儲かっているアピールをしているせどらーブログも、

月商100万円とか言っていますが、

月商はあくまで月の売上であり利益ではありません。

月商と月収の違いが判らないのか、

それともあえて混同する書き方で普通のサラリーマンを虎視眈々と狙っているようにしか見えないブログも多いです。

④すごい手間がかかるし単価が低い

商品を仕入れるために実店舗を回る。

車なのか自転車なのか。

売り上げは仕入れる量に比例しますから車のほうがいいんでしょうが、

何店舗も回って仕入れをし、

ネット上にひとつひとつ出品手続きをし、

運よく買い手がついたら入金確認して発送処理をし、

何分の1かの確率で発生するクレーム対応をする。

り上げと利益に対する手間と拘束時間が果たして割に合うでしょうか

いまはトラブルに弱い個人せどらーを的にしたゆすりたかりに近いクレームを行う悪質な人が増えてます。

電子機器の部品だけ抜いて不良品だ金返せと言ったり。

単価いくらのモノを何回回せば、それなりの利益が出るんでしょうか。

利ざや3,000円の商品だって1個7,000円で買って10,000円で売るんですよ。

それを月に100個さばいて30万円です。

100個出品処理して100個入金確認して、100個梱包して100個伝票つけて送るんですよ、毎月。

そして、辞めたら売り上げは立たなくなります。

とてもじゃないですが、少なくとも楽して稼げる副業ではありません

⑤在庫を維持するのもばかにならない

売れると思って商品を仕入れても、

思ったように売れなくて、在庫(売れ残り)になってしまうケースがあります。

自宅に段ボールをいつまでうずたかく積んでおけるのかという物理的なスペースの問題

貸倉庫やamazonFBAを利用していたら倉庫料がかかってくるという経費の問題

なにより売らないとその分は現金になりませんから、

資金を次の商品に回せないという機会損失の問題を抱えることになります。

かといって二足三文で処分したら、それは損切りになります。

⑥自転車操業だし結局労働だから。

せどりは、買って、売る。

また買って、売る。

これを続けて行かない限り、行き倒れます。

自転車は漕ぎ続けなければ倒れてしまうので、漕ぐのをやめるわけにはいきません

買って、売る。買って、売る。

そのサイクルの中には、

例えば仕入品の販売価格の下落や、不良在庫化、仕入先の値上げや閉店、ライバルの参入、ツールやシステムの更改、販売委託先のアカウント停止や手数料の値上げ

これらのふりかかるトラブルに対処し続けつつ、漕ぎ続けなければ収入が途絶えます。

それに、結局は労働です。

仕入、出品、入金管理、発送、顧客対応。

いったいどれくらいの時間を割きますか?

最後に

もちろん、このような状況下でもせどりに参入して利益を出せる人も一定数いると思います。

ただ、それは超人です。そんな人間であれば、多分どんな商売でも稼げます。

少なくとも、いままで会社に雇われてきたサラリーマンが、ぽっと出で楽して稼げる業種ではありません。

残念ですがカモられるのがオチです。

情報商材ブログには、「失敗を恐れてトライしないのはダメだ」的な素晴らしい言葉が散りばめられていますが、なんのことはない、メルマガ登録して情報商材を買って欲しいだけです。

あの手この手でメルアドを入力させようとしてきます。

あなたがせどりを始めて儲かるのは誰でしょう?

胡散臭いツールや情報商材を売っている人?あやしげなセミナーを開いている人?在庫を買ってくれて喜んでいるブックオフやリサイクルショップ?中間で手数料を取るヤフオクやamazon?配達の人?

勝ち目の少ない戦いよりも、勝ち目のある戦いに全力を向けたほうが、成功は近づきます。

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