もちどらどっとこむ

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もはや副業は裏技ではない。サラリーマンの副業が当たり前の時代。

time 2017/06/05

サラリーマンは副業をしています。

ネットで検索すると「6人に一人は副業をしている」とか「平均4万~5万を副業で稼いでいる」とか、どこから統計を取ったのかよくわかりませんが、まことしやかにささやかれています。

多分50代前後の人には理解できないでしょうし、30歳前後の人にはすんなりと入ってくる話だと思います。

一昔前では、サラリーマンが副業なんて考えられませんでした。

でも今は違います。

時代は変化しているのです。

サラリーマンの副業は当たり前になっています。

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サラリーマンを取り巻く変化・裏技の大衆化

いわゆる高度成長期には、地方で食えない人たちが、大挙して都心に出稼ぎにやってきました。

戦争が終わり子供を作りまくってできた「団塊世代」という人たちですが、サラリーマンとして会社勤めすることにより、圧倒的な人間の量で高度経済成長を実現しました。

兄弟が多すぎる彼らは実家を継ぐことができず、別家を立てる必要があったので、住宅は売れるわ、白物家電は売れるわ、車は売れるわ。

彼らはいい労働者であり、いい消費者でした。

サラリーマンは安定しており、会社が面倒を見てくれ、60歳まで勤め上げれば安定した老後が送れる。

そういう時代でした。

その幻想が今でも残っており、

「いっぱい勉強していい大学行って、いい会社へはいりなさい」

というのが、黄金律のように親から子、子から孫へ伝えられ、子供たちも半信半疑で大学へ行きます。

昔は大企業に入ってサラリーマンになってしまえば、よほどのことをしない限り人生安泰でした。

でも今は違います。

団塊世代がうまくいった手法も、第回ジュニア世代ではうまくいかないところが多々出てきました。

そんな中で一部の賢い人たちが裏技を使い、自分だけ得をしていましたが、それが大衆化してくるとみんなが裏技を使うことが当たり前になってきて、もはや裏技が裏技ではなくなります。

裏技①右肩上がりが終わり、物を買わずに金を貯め始めた

右肩上がりの時代は、心配せずとも給料は上がり続けるし、そもそもモノが足りないため、バンバンいろいろなものを買うのが当たり前の時代でした。

しかし今は右肩上がりではなく、長期に及ぶデフレの中で、物を買うより金を貯めておこうという心理が働き、しかもモノもあふれていて買う必要がない時代です。

私は入社直後に部長に「なぜ今どきの若者は車を買わないんだ?」と聞かれました。

おそらく幹部会で課題図書が出てディベートをする必要から、新入社員であった私に聞いたのだと思いますが、

「というか、今までの人が不必要に買い過ぎだったんじゃないですか?」

と答えました。

右肩上がりじゃなければ、というより右肩下がりだしいつ縮小、買収、倒産するかわからない中では、金は使うより金として貯めておきたい。

それを誰かがやり始めた時にはそれは賢い裏技でしたけど、みんながやるようになると社会全体でモノが売れなくて企業の収益が落ち、雇用が縮小したり失われたりして、給料が下がるという負のスパイラルに落ち込みます。

裏技②女が働くようになり共働きが当たり前になった

昔はサラリーマンとして働く女なんていませんでしたが、今は普通にいます

新卒採用の半分は女で占められていて、ちゃんとした大学を出たまともな女が、新卒総合職として採用されています。

ちょっと前まで、今の60代~70代が若かりし頃は共働きは自営業以外はマイノリティであり、結婚後も嫁を働かせるなんて恥ずべき行為であり男としての価値を疑われる行為でした。

しかし、今の50代あたりがやり始めた共働きという手法は、夫婦で男と女がどちらも働けば、世帯収入は2馬力になって並みの男だけが稼ぎ手の家庭の2倍のお金を手に入れることができるという裏技的なものでした。

マンモス狩りをしていた原始人の時代と違って、今の仕事はパソコンを打つ内勤がほとんどなので、筋肉が少なかろうが問題なく女でもできる仕事がほとんどです。

結婚出産後にパートで働き始めたり、それどころか結婚しても寿退社などせずに、保育園を利用して夫婦二人で働くことに拠り、普通人たちの2倍の金を稼ぐという裏技でした。

しかし、みんながこぞって共働きをやり始めてたため、今は共働きが当たり前になっています。

同じ能力を持った求職者がAとBの2人いるとして、Aは片働きサラリーマンで必要な生活コストは30万円、もう一人のBは共働きサラリーマンで妻が15万円稼いでいて必要な生活コストは30万円。

であれば、Aを30万円の給料で雇うより、Bを20万円の給料で雇ったほうが安上がりですよね。

共働きという裏技をみんながやり始めて当たり前になってしまった今では、30代は結婚しても共働きでないと家計が維持できず、男が一人で家計を維持していた時代と比べ、一人当たりの給料は低く抑えられています。

裏技③副業が当たり前になった

給料が頭打ち、共働きも当たり前なら、給料以外にも稼げばいいんじゃないか。

始めにそう考えて実行した人は裏技的にお金を稼ぐことができました。

公務員は副業が禁止されていて、サラリーマンも就業規則で縛られていますが、ITと物流が高度に発展した現在では、副業はいたって簡単にできる裏技となりました。

なにか割安なものを買って、ヤフオクやamazonやメルカリで転売するといったいわゆる「せどり」、ネット経由でスマホ一つで取引ができる株やFXなどの金融商品、ブログやyoutubeでコンテンツを配信し、広告収入や商品販売のあっせん手数料を得るいわゆるアフィリエイト。

ITの発達で個人でもお金を稼ぐとことができるようになりました。

しかし、この副業をすることで普通以上に稼ぐという裏技も、やる人口が増えてきており、裏技が大衆化しつつあります。

日産、富士通、花王、ロート製薬等の大企業の中でも、副業を認める企業がありますし、そもそも企業の就業規則ではサラリーマンの労働時間外の過ごし方を制限することはできません

副業を認める企業は、「副業でも稼げるような優秀な人材を求めている」ともっともらしいことを言います。

が、どうでしょう。

同じ能力を持った求職者がAとBの2人いるとして、Aはサラリーマン専業で必要な生活コストは30万円、もう一人のBは副業で5万円稼いでいて必要な生活コストは30万円。

であれば、Aを30万円の給料で雇うより、Bを27万円の給料で雇ったほうが安上がりですよね。

副業解禁は優秀な人材云々以前に、企業側にも人件費圧縮のメリットがあるんです。

給料は増やさないよ、お金欲しいなら自分で稼ぎなよってね。

今までは副業はプラスαの収入を生み出す裏技でしたが、みんながこぞってやり始めてもはや副業することが当たり前になってくると、給料そのもののが抑えられてしまします

もはやサラリーマンの副業は当たり前。

もはやサラリーマンの副業は裏技でも何でもなく、当たり前の時代です。

ヤフオク、amazon、メルカリを使ってのせどり、ブログやyoutubeを使ってのアフィリエイト、スマホでの株やFXトレード。

サラリーマンとして働くことで得られる給料は生活していくための必要分を下回るようになり、副業しないと食っていけないようになります。

一部の賢い人たちが裏技を使い、それが大衆化してくると裏技を使うことが当たり前になってきて、裏技が裏技ではなくなります。

まるでゲームみたいなほんとの話です。

次の裏技は何が来るでしょうね。

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