2020/06/02
うちの会社では、
半期に一回
「社員アンケート」
というのを実施します。
私が入社した2010年からずっとやっていますから、
結構定着しています。
いろいろと項目があるのですけれども、
その中で、
「尊敬できる先輩がいるか」
という項目があります。
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尊敬できる先輩なんていない
結論を申し上げると、
「尊敬できる先輩」なんていません。
みんな大したことないんですよね。
私自身も後輩からそう思われているのかもわかりませんが、
今まで「尊敬できる先輩」というのに巡り合ったことがありません。
なんというかみんな「それなりの先輩」でした。
ちょっとできる先輩は、みんな辞めていく
そんな中でも、全体の2割くらいは、
「ちょっとできる先輩」がいました。
要領がよかったり、
賢かったり、
知識が豊富だったり、
意識高い系だったり、
そんな「ちょっとできる先輩」たちは、35歳手前でみんな転職していってしまいました。
ですから、残ったのは
「それなりの先輩」と「残念な先輩」ばかりです。
尊敬できる先輩がいないと答えることに圧力をかけられる
で、社員アンケートは最後にフィードバックされるわけです。
部署ごとに各項目の結果がまとめられて、
その低い項目についての改善を出さなきゃいけなくなります。
先輩「おい、尊敬できる先輩がいないって書くとあとでめんどくさいから、いるって書いとけよ」
えー？
それアンケートの意味ないやろー！
という残念な先輩が多いにも関わらず
「尊敬できる先輩がいる」と答えさせられるというね…。
そんな中で私が唯一尊敬する元部長「ちょーサン」
通称「ちょーサン」の愛称で親しまれている元部長のおっさんは、
別に仕事はできないし、
決めるべきことを決められないし、
責任は取らないし、
気分屋だし、
自分が言ったことは覚えてないし、
ダメなおっさんなんですけど、
いっこだけ超絶すごくて私は「ちょーサン」には敵わないと思ったことがあります。
「ちょーサン」は会長（当時）と釣りに行きます。
というか、会長の趣味である釣りに付き合って、朝4時に会長の家に車で迎えに行くんですね。
そしてどっかの湖だか海だかで、
ボートを借りて、釣りと網漁をする。
で、
釣れないんですよ。
会長下手だから。
何も釣れない。
でも、
釣れないと機嫌が悪くなる。
だから、「ちょーサン」、
実は会長の家に迎えに行く前に西友に寄って、
魚を買ってるんです。
そしてひっそりとボートのネットに放り込んで、
「あ！会長！ほら！魚取れてますよ！」
ってね。
すげーわちょーサン。
マジで。
まねできない。
そりゃ会長もご機嫌ですわ。
そしてこんな会長が業界団体のトップやってましたからねうちの業界は笑
係長も課長も部長もしんどそう
間近で一緒に仕事をしている係長も課長も部長も、
みんなしんどそうなんですよね。
特に課長は目の前で平気でぶつぶつ
あーもう無理
うーしんどい
とか言っている。
会社を続けて残ってそこそこ出世したとしても、
ずーとしんどいのは耐え難いです。
頑張った先に何があるのかようわからん
こちらがちょっと「もう辞めたいな」的雰囲気を醸し出すと
「もちどらさん、もうちょっと頑張ろうよー、ね？」
と言ってくるんですね。
でも、
頑張った先にあるものはなに？
50歳の課長はしんどいしんどい言っている。
頑張った先に素敵な未来が全く見えないんですね。
先輩は将来の自分の姿
同じ会社の何年か上の先輩は、
そのままいくと何年か後の自分の姿です。
そうなりたいなら続ければいいし、
こんな先輩になりたくないなら何か他のことをしましょう。
スキルアップのための勉強や資格試験、
外部の勉強会やセミナー、
果ては転職や起業など。
じゃないと自分も尊敬できない先輩になってしまいます。
たぶん、サラリーマンが向いていて、楽しんでサラリーマン生活をできる人はいるんでしょうけど、
私はしんどいのは嫌だなぁ。
苦行です。
辞めたいですし、
そのためには別の手段で金を稼がないとね。
