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24歳で株に手を出して29歳で脱サラした30歳子持ち元マンデベ社員が不動産やマネーのお得な話や仕事や副業について語る読むマネー系ブログ

【30年一括借り上げ】サブリースの罠【家賃保証】

time 2018/05/21

不動産業界に長くいると、

いわゆる不動産投資というのは

かなり難しいと実感します。

 

なかでもサブリースというスタイルは

高齢・低知識な地主をターゲットにした

営業手法だと思っていましたが、

今回のスマートデイズ社の事件で

問題点が明らかになってきています。

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サブリースの概念

サブリースを直訳すれば転貸です。

 

普通、アパートを建てると、

例えば部屋が10部屋だったら

10人の借主を見つけてそれぞれと

直接賃貸借契約を結びますが、

サブリースは、業者がアパートを

一括で借り上げて転貸し、

貸主に賃料を払うというものです。

 

自分でチマチマ賃貸経営するより

断然楽です。

 

さらに、

家賃保証

30年一括借り上げ

などとうたいます。

なんで業者はサブリースするの?

業者が一見おいしいサブリースを提案するのは

契約が欲しいからです。

アパートを建ててほしいからです。

メインは工事で儲けることです。

サブリースはエサです。

 

サブリースをチラつかせて

アパートを建てさせるビジネスの

もともとのターゲットは地主です。

アパートを建てさせることによって

・工事で儲けて

・賃貸管理で儲けて

・修繕工事で儲けます。

サブリースの落とし穴

業者が払う家賃の額は保証されない

サブリースで借り上げていても

家賃の額は保証されません。

業者から減額の申し入れが来ますし

断れば解約されます。

30年間業者が借り続けるわけではない

上の家賃減額や修繕工事などで

折り合いがつかないと、

業者は契約を解除してきます。

その会社がつぶれるかもしれない

30年保証をする会社そのものが

つぶれるかもしれません。

つぶれたら保証も何もないです。

業者は借地借家法に守られている

借主である業者は法律に守られています。

貸主のほうが法的には不利です。

サラリーマンをターゲットにして問題化

いままでターゲットにされていたのは

高齢・低知識の地主でしたが、

今回サラリーマンがターゲットに

されたことで、問題が広く周知されました。

 

1億円借金して、毎月100万円返済。

でも毎月125万円の賃料収入!

と思ったら賃料収入が消えたわけで

毎月125万の支出は

サラリーマンには死活問題です。

 

もちろん、おいしい話に乗せられたのは

自業自得ですし、業者もひどいです。

 

サブリースで業者が保護されるのは

借地借家法の本来の趣旨からはズレているので

これを機に改まるといいですね。

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