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【実話】会社辞めますといったら引き止められた話その2。副部長の圧迫編【退職】

time 2017/06/30

会社を辞めるため、退職願を出しました。

昼休み明けに課長に出しまして、

2か月前に一度そういう話をしていたので、

次は課長ではなく上席である副部長と対峙することになりました。

前回課長へ辞めますといった話は

コチラ

【実話】会社辞めますといったら引き止められた話。カウンターオファー13個【退職・引き止め】

今回は副部長からの引き止めの会話の顛末と切り返しを紹介します。

父子ほど年の離れている副部長ともなると、踏んでいる場数は比較になりません。

まさに海千山千です。

明確に圧迫はしてきませんが、

きわめて丁寧かつ巧妙に圧迫してきます。

もうこいつ引き止めは無理だなと悟ると、次の段階は、

・できるだけ退職日を遅らせること

を至上命題にしてきます。

つまり、退職日そのものを遅らせる。

例:希望が7月31日⇒8月31日にする

有給消化をさせない

例:最終出勤7月1日⇒7月15日にする

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引き止めフレーズ(心理的圧迫編)

急な話でなんとも驚いている

もはや引き止めること自体は無理だと悟ったが、引継ぎや人員配置のために時間が欲しいときに使うワード。

「さすがに急すぎるよ」「こっちも困っちゃうよ」ということで、こちらの罪悪感というか仲間を思う心的なものを刺激してくる。

他社へ行くにしろ、起業するにしろ、信頼はついて回るからね

もはや引き止めること自体は無理だと悟ったが、引継ぎや人員配置のために時間が欲しいときに使うワード。

遠回しに脅してくる。

もし立つ鳥後を濁していったら、

転職先に悪影響が出るぞ。

こんな辞め方したらただじゃ済まさないぞ。

的な。

脅しでビビらせてくる。

ただし実際はどんなに時間をかけて丁寧に引継ぎを行ったとしても、

完璧なんてありえない罠。

いつ辞めても突然だし中途半端。引継ぎが完璧に終わることはない。

前に辞めたT君は、同業他社へ移ったのにしっかりと引継ぎをしていったけどね

もはや引き止めること自体は無理だと悟ったが、引継ぎや人員配置のために時間が欲しいときに使うワード。

前に辞めた同年代の社員を引き合いに出し、あいつはあんなにちゃんとやったのに、お前はドライにサクッと辞めちゃうの?的な比較をすることで、こちらの常識に揺さぶりをかけてくる。

引き止めフレーズに引き止められないために

この段階まで来ると、翻意を促したり、引き止めたりということではなく、部署マネジメントのために少しでも退職日、最終出勤日を遅らせて、新しい人員補充のために時間を作ろうとしてきます

たしかに残る側でありマネジメントする側からすれば、

できるだけ長く残ってきれいに引継ぎを行っていってほしいわけですし、社員が自発的に有給をあきらめてくれると得なわけです。

しかし、本来は人員配置は部署マネジメント側の仕事であり責任です。

マネジャー側のその気持ちは十分わかりますが、一人辞めたくらいでガタガタするようなマネジメントであれば、その責任はマネジャーが負うべきであり、辞めようとしているいち従業員に押し付けていいものではありません。それはマネジャーの職務怠慢であり、お門違いもいいところです。

実際は、どんな企業もギリギリの人員で回して経費を浮かせていますけれども、それで欠員が出た時にガタガタになるのはしょうがない話です。

人員不足!でも補充はされない。いつになったら補充されるのか。

急な話といいますが、退職はいつだって急でしょう

横浜市長をやった中田宏さんが横浜市長を辞職した時に、

「電撃辞任」

とマスコミに書き立てられていましたが、

なにかの講演を聞きに行ったときに、

「いや、任期満了以外は、いつだって電撃辞任でしょう」

と冷静に言っていました。

たしかに!とおもいました。

会社も定年退職以外は、いつだって急な退職です。

なんなら異動や出向、肩たたきや倒産だって急じゃないですか。

就業規則上のルールに則ればとやかく言われる筋合いはありません。

お互いに恨みを持たずに退職したいですね。今後どこでどう縁があるかわからないですし。

転職先や起業後に影響あるぞこの野郎!的な圧力を受けたら、

それはお互いのためにならないと冷静に言いましょう。

もし私は副部長に攻撃されたら、その仕返しは将来副部長のお子さんに何らかの形で行くかもしれないよと。

父子ほど年齢が離れている私が、仕返しできるくらいの力を身に着けた時には、副部長はもうお爺さんです。

感情的に仕返しをするとしたら、現役のお子さんに向くでしょう。

もしくはお孫さんかも。

ダーティな脅しにはダーティに返しましょう。

世界は狭いですしどこでばったり会うかわかりませんので、

お互い恨みつらみ無しでサヨナラすることが、一番お互いにとって安心です。

というか、恨まれる筋合いないしね。

前に辞めたT君のことぼろくそに言ってたじゃないですか。

前に辞めたT君がどうとか、それは自分には関係ないです。

T君はT君。わたしはわたし。

ただただチキンで上司にビビッて転職先の入社日をずらして、有給消化も自発的にあきらめて、毎日23時ごろまで引継ぎのために残って、かといってボーナス時期までは居れず、できるだけしっかり引継ぎして辞めていったのにそのあと出てくる問題は全部やめたT君のせいにして報告書を上げているのを見れば、T君はかわいそうなほど社畜であり見返りがありませんでした。

私はそうなりたくないよと。

交渉の際はデカすぎる要求と捨てる勇気を

もう退職する決意ができたのであれば、必要なのは、

・退職日を動かさないこと

・最終出勤日を動かさないこと(有給消化)

を断固とした態度で伝えるべきです。

転職先が決まっているので退職日は動かせない

これ、私は転職ではなかったので使えませんでしたが、普通は転職先を決めてから退職します。

20代ならマイナビジョブ20’sで相談してみましょう。

ですから「もう8月1日入社で内定をもらっているから、7月31日退職のスケジュールは動かせません」的に使いましょう。

実際に転職が決まっていなくても使える言い方ですし、何なら会社設立の場合は、もう設立登記しちゃったから動かせない、でもいいでしょう。

サラリーマンでもできる合同会社設立のイロハ

転職ではなく起業するので、むしろ欠勤してもいいから1日も早く動きたい

引継ぎの時間を余計に与えるどころか、欠勤(=無給)でもいいから残っている有給以上に早く会社に来なくなることを望んでいると主張しましょう。

極論、有給さえ残っていれば退職願を出した翌日から欠勤と有給消化でおさらばしたっていいわけです。

こちらにも都合がありますし、なにより不安定な起業の世界に向かうのであれば、会社にかかずらっているヒマはありません。

よほど特殊な業務をしていない限り、損害賠償は成り立ちません。

退職金の減額措置を受けても別に構わない

うちの会社の就業規則では、会社との合意できなかった場合の退職規定があります。(ふつうある)

うちの会社の場合は、月の前半の退職申し出であれば当月末日、月の後半の退職申し出であれば翌月末日で退職になりますが、退職金に減額措置が加わります

極論、退職金の減額措置を食らおうが大したことないと踏めば、会社との合意にこだわる必要はありません

うちの場合、8年目そこらの若手が辞める時の退職金なんて円満に合意退職しても20万円程度です。(肩たたきだと140万円)

減額措置を食らうと1/4されて5万円程度になりますが、その15万円程度のために屈服する必要がないと思えば、大胆に行けるはずです。

逆に、この15万円がどうしても捨てきれないなら、交渉は負けです。

相手の言い分をすべて飲むしかありません。

道義的責任とかくそくらえ

辞めてしまえば、そのあとは関係ありません。

道義的責任とか持ち出してきますけど、我々はドライな雇用契約で結びついているだけです。

会社が社員を切るときはドライに切るのに、社員が会社を見限るときにドライさを拒むのは意味が分かりません。

嫌ならとっとと辞めちまえ

我慢する意味ある?会社辞めたいなら辞めてしまえ!わりとマジでそうしたほうがいいと思う理由

自分は何がしたいのかをしっかりと見つめ、自分の人生なんだから自分のために生きましょう。

”あなたのため”を考えてくれる人は、”あなた”しかいませんから。

「月末で辞めます。」「ええっ!」「最終出勤は今週末です。」「ええっ!」

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